スマトラで発生した地震と津波、ジャワで発生した火山噴火。この二つの自然災害は相当数の犠牲者をだしています。救出作業も思うように進まない中、それでも日々、犠牲者の遺体が見つかるなどのニュースも入っています。一方で、行方不明者もかなりいるようです。
ここ数年、インドネシア、特にスマトラとジャワでは自然災害が相次いでおり、いつまた発生するかもしれない災害への恐怖とは切り離せない日常生活を想像すると、耐えられないものがあります。
インドネシアの民放ニュースをライブで観ていると、無造作に置かれる犠牲者の遺体の列が、あまりにも悲しすぎます。専用の袋がないので、ビニール袋に入れただけ、それもないので布を被せただけ、腐敗が進んでいることもあり、とにかく埋葬するのが優先という感じの集団埋葬。
また、とりあえず難を逃れ避難生活をしている方々も、不安と恐怖、悲しみに明け暮れる毎日。何かできることはないか?と考えるものの、こういう時、いかに人間は自然の前には、あまりにも小さく貧弱な存在であるかを思い知らされます。