この週末、東京は雨模様と予報がでていました。う〜ん、秋はこうして深まっていく???
連日、日本のニュースではタイの洪水が報道されています。街が完全に水に浸かっている様子を見ると、これが元の状態に戻るのに、そして工場が稼働できるように復活するまで一体どのくらい時間がかかるのだろうと思います。
新興国の弱点の一つは、インフラ未整備、あるいはインフラの貧弱さだろうと思います。街は一見してかなり近代的なものになっているものの、上物に対してそこから出されるであろう排水、ゴミ、そして気象条件に対応しうる治水能力はなどは十分なのだろうな?と思うのです。
インドネシアでもそうですが、大雨が降ると簡単に道路が川になてしまうことがあります。水の逃げ場がないのでしょう。当たり前のことですが、水が低い方へどんどん流れ込むことになります。雨が降らなかった地域で大洪水。インドネシアではbanjir kirimanと言っていますが、ホント、大迷惑な洪水です。
日系企業も生産拠点を海外に移していますが、しょっちゅう発生しないとはいえ、ひとたび起こると被災規模が大きいことも考えないと、ダメージが大きすぎますね。タイの洪水被害による周辺諸国の関連企業への連鎖もまた深刻かもしれないですね。
写真は、昨年の8月、バリ島チャングー地域で経験した雨後の洪水が始まった直後の様子です。このわずか30分ほど前は、水などどこにもなかった道路です。しかも、雨は朝方に降った雨。ここを通過したのは午後2時前後だったと思います。
離れて見ると、さほどおおごとには見えないけど。。。商店の従業員たちは、バケツで店の中から水を外に出していましたが、これはまったく意味がない作業。はき出した水がまた入ってくる。