アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その397 デパート万歳! の巻

 昨年買って、何回も履いていない冬の靴。少し経った頃、ビル工事現場の脇の歩道を通った時、何かがはねて右足の靴表面にポツポツと白い色がついてしました。無地のスエードですので、この点々は目立ってしまう、しかも、片方だけ。。。

 買ったお店に持っていき見せる。結果、これは落とせない。洗濯したら落ちるかな?とのこと。

 春先に、靴の洗濯を専門にする店に持っていき相談。結果、洗っても落ちないとのこと。
 
 秋頃、近所の靴の修理屋さんに持っていき、この色を落とせるのか相談。結果、無理。

 先日、出かけたついでに別の靴修理屋さんに持っていき相談。結果、できないかもしれないといいながら、無理に落とそうとしたらしく、元の点々以外に500円玉ほどの大きさに関係がない無傷の場所だったところが脱色。頭にくる!!!さらに、工事現場に行く時は、こういう靴を履いていかないこと、と言われました。現場にいったわけではなく、歩道脇が現場だったのに!!!よけいに頭にくる。


 今日、仕事帰り、吉祥寺東京百貨店に行きました。靴売り場に直せそうな道具があるか見ながら店員さんに相談。店員さんはとても丁寧で、あれこれ試してくださいました。男性2人が、あれこれ経験から方法を考えてくださいましたが、やはり靴の地色自体が変わった色ゆえ、ちょっと難しい様子。

 それでも、熱心にアドバイスをしてくださいました。デパートの店員さんは品があって丁寧です。

 管理人が、
「マジックで同じような色に塗ったらどうでしょうか?ダメ?」
というと、油性だと、もしかしたらかえってそこだけ光るかもしれないけれど、黄色く点々があるよりは目立たないかもしれないとのことで、すぐさまデパートの上層階の文具コーナーでマジックを買って、また靴屋さんに戻りました。

 すると、先ほどの店員さんは退勤されたようですが、管理人が戻ってくるかもしれないこと、そしてその時は、どの品物を紹介するかなど、すべて申し送りされていたようです。別の女性の店員さんたちが数人がかりで、マジック作戦にスエード専用の補修スプレイでコーティングの作戦に。油性よりも、水性ペンの方が革に色がなじんだ感じでした。

 靴を買う訳ではなく、わずか数百円たらずにスプレイを買う客にも関わらず、たくさんの店員さんたちが点々消滅作戦のアイディアをだしてくれました。

 元通りにならないまでも、点々が目立たない程度には修復できうれしかったです。

 不況でデパートは閑散とした感じですが、デパートにはデパートにしかできない満足を与えてくれる空間があります。

 今日はデパートがますます大好きになりました。