アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1417 インドネシアでの公証人は庶民と近距離 の巻

 日本で生活しているほとんどの人は、日常の出来事に公証人が介在することは少ないと思います。よほどの資産家や特別な理由や必要がある場合は、公証人や弁護士のサポートを受けると思いますが、まず、普通の生活レベルでは人生で何度お世話になるかな?という程度ではないかと思います。

 インドネシアでは日常の様々な場面でノタリス(公証人)のサポートを必要とするケースがあります。婚姻の前後に想定される様々な事柄や不動産、遺言、起業などなど。。。

 今日、管理人もノタリスと某案件の相談をする必要があり、3時間あまり相談する機会がありあした。
 そもそもノタリスは法的な事柄をサポートする立場ですので、その資質はかなり厳しく問われるものですが、この国ではその部分も含め、法律があってないが如しの現実が日常的に起こることも珍しくありません。
 
 念には念を、、、で、様々な可能性を想定しての相談をしましたが、かなり細かくいろいろアドバイスしてもらいました。

 今日、感じたことは、インドネシアでは解決したい問題の内容によっては、国の法律よりその人が問題を解決しようとする場所の習慣や、宗教による習慣が上位になる場合があるということ。さらに、インドネシア国籍であっても、中国系の場合は、民族や土地の習慣にしたがわず、国の法律に従って対応しなければならないケースがあること、さらに管理人のような外国籍の人の場合は、また別の扱いがあること、、、などなど、自分の身分、血筋によって処遇が決まってしまうことを痛感しました。

 ちょっと不公平な気もしましたが、それは人の土地で生きる外国籍の運命と受け入れざるを得ない現実です。
 もちろん、それでも自分に優位になるよう、水面下の活動や、裏での操作でどうにかするといこともできないわでではないでしょうが、これはいわゆる不正行為。

 ふぅ〜。。。

 相談を終えてホテルに戻ったら、どっと疲れました。かなり再起不能・・・。

 気分を取り直して、明日からまた頑張ります。