アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1170 映画「母と暮らせば」 の巻

 最近、うっすらと話題に成っている映画、「母と暮らせば」を観ました。長崎の原爆で亡くなった息子とその母の物語です。詳細は、まだ鑑賞されていらっしゃらない方のために省略!

 主人公が医学生の時、結婚しようと約束していた女性。彼女は、戦後しばらくの間は、亡くなった彼を思い、他の人との結婚は考えたくないと言っていましたが、最終的には同じ職場の男性と結婚する決意を。

 管理人の知り合いに、戦後、一度は結婚したけれど、離婚して、その後生涯独身で過ごされた女性が居ます。お父さんが医師で、戦前、インドネシアのスラバヤに住んでいたそうです。オランダ人たちと一緒に学び、一人っ子だったのでみんなに可愛がられて過ごしたようです。その後、いわゆる満州へ移動。大連で終戦を迎え、日本に引き揚げたそうです。当時、その方には好きな男性がいて、結婚したいと思っていたそうですが、その男性は戦死。

 日本に引き揚げてからもずっと、その男性を思い暮らしていたそうですが、ある時、別の男性と結婚することになり、家庭を持つことになりました。でも、どうしても戦死した男性が忘れられず、離婚を決意、以来、生涯独身で過ごされていました。

 すごいなぁ・・・と思いましたが、当時の日本人女性にはこの方のような女性が少なからずいらっしゃったように聞いたことがあります。

 ところで、映画に出てくるカトリック黒崎教会。趣があっていいですね。どんどん教会が建て替えられ、昔ながらの教会が減っていますが、九州にはまだたくさんあるのでしょうか。いつか行ってみたいです。