アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1169 大晦日の珍体験 の巻

 新しい年がスタートしました。新年は隣国韓国ソウル市で迎えました。

 韓国は政治問題で混乱していますが、大晦日も日中から夜遅くまで、大統領関連の問題に関する大規模デモがありました。夕方、ロッテデパートから帰る時、デパートの前の階段に座り込みデモを展開するグループがいました。





「おおお、、、これが日本でニュースになっているデモか?」
と思いながら、タクシーでホテルへ戻りました。

 夜、10時過ぎ、再びホテルからタクシーに乗り、明洞聖堂での御ミサに与るために出かけました。走って間もなく、運転手が、何やら言い始めました。何を言われているのか管理人はちんぷんかんぷん。韓国語、わかりません!

 でも、あまりにもしゃべり続けるので、とにかく何を言いたいのか聞いてみようと思い、集中して聞くことにしました。でもわからない!

「パククネ ガァ〜・・・。デモ。チャー ガ いっぱい ニッカ・・・・・。ポリス いっぱい」
パククネのデモで車がたくさんいて渋滞してる、というようなこと?

「チャー ガ いっぱい。トンネル・・・・。ユタン はい?」
車がたくさんなので、トンネルを通る?ユータンする?いいですか? と聞かれてるの?

「アァ〜 チャ〜 ガ いっぱい。ミョンドンスンダン ・・・ドロ チャー ガー いっぱい。」
ミョンドンスンダンって何?明洞聖堂のことなのか?

 そうこうしているうちに、対向車線で巨大なデモ隊行進に遭遇。

 「うあぁ〜〜〜、テレビで見ていたデモが目の前にいる!」
びっくりでしたが、この国の国民が政治にかける熱意がよくわかりました。みんな真剣でした。


 そんなこんなしているうちに、明洞聖堂らしき建物の横の大きな道路にさしかかりました。
「ミョンドンスンダン ニッカ・・・。ホン。。。 はい?」
明洞聖堂・・・・ ホン?って何?

 ここで、「はい」と答えて降ろされたら、どうしよう・・・・。管理人の不安はどんどん大きくなる一方。でも、指さされた横の建物は、明洞聖堂のように見えたので、横断歩道を渡って歩くことにしました。

 人生で一番パニックになったタクシー乗車体験でした。わからないので、どうしていいか困る一方。運転手も、何とか状況説明しようと話してくれるのですが、それがかえってパニックに陥るもとだったりして・・・。

 なんだかんだで明洞聖堂に到着。一気に疲労が・・・(笑)。二度経験できないタクシー乗車でした。