アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1300 外国人が発信する日本 の巻

 留守中に観たいテレビ番組を録画予約しておきました。昨日、その中の一つを鑑賞。外国人による日本のカラオケ大会のような番組です。

 いろいろな国から選ばれた方達が歌唱力、パフォーマンスを披露。日本の歌は、こんな国でも知られていて歌われているんだぁ。。。と思うと、なぜ日本の歌にそこまで魅了されるのかな?と考えてしまいました。

 昨年、仕事でインドネシア国営企業の方々と昼食を共にする機会がありました。食べながら、インドネシアの方が、
「日本にとってインドネシアのイメージやインドネシアの何が知られているかな?我々は日本のことを様々知っているし、子供だって日本を知っている。日本人はどうなんだろう?」
と発言。

 確かに、インドネシアに近い環境にいれば、インドネシアのことを知っている人がいるように思いますが、一般的にインドネシアのことを聞いたら、多くの日本人はきっと答えに困るでしょう。

 日本人はあまり外国のことを深く知る、興味を持つことがないのでしょうか。それに比べ、外国の方達は、日本の様々なことを知りたい意欲が強いように思います。

 ところで、そのカラオケ大会ですが、キルギスからやってきたメンバーの「愛燦燦」。鳥肌が立つような歌唱力でした。彼女の声質が美空ひばりに似ていることもあったかもしれませんが、歌を聴いて、また民族楽器の演奏を合わせて聞くと、キルギスという国がすごく身近に感じさせられるようでした。
 一方、フィリピンの3人グループ。この人たちのパフォーマンスは、「サスガ!ピリピーノ!」と圧巻でした。聴いていて、幸せな気分になりました。フィリピン人はやっぱりアジアのエンターテーナー第一位という感じです。
 さて、インドネシアは?というと、伝統楽器のアンクルンを使い総勢18人でのエントリー。悪くはないのですが、もう少し工夫があったらなぁ。。。と思いましたし、コスチュームも、本来の伝統衣装を着れば多民族国家、多文化を紹介できたのではないかと思います。説得力に欠けるパフォーマンスでした。

 海外でその土地の人が、日本文化を発信する。不思議な現象ですが、我々日本人も、日本から他国の文化を発信できれば、と番組を見ながら思いました。