アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その645 クリスマスおめでとうございます の巻

 昨日はクリスマス・イブ。管理人は例年、この日を教会のミサで主の御降誕をお祝いします。今年も信者ではないお友達が一緒にミサに行きたいと言っていたので、2人で行きました。いつもよりたくさんの方で聖堂が一杯になりました。


(ある教会の馬小屋)


 クリスマスを祝うまでの準備の期間、待降節は4週間あります。いろいろなことを考えながら過ごすのですが、管理人はマリアと同じ女性として、マリアの受胎から出産までの様々なシーンを考えるにつけ、人間の頭では到底理解できないことがマリアの身に起こった、でもそれを素直に受け入れて出産を迎える、そんなシーンを想像すると、毎年この時期は、しみじみ「生まれる」ということを考えさせられます。

 今年の春頃、1人の知人が乳がんの告知を受け、彼女はとてつもない不安と恐怖に取り乱しました。生きることが当たり前、特別なこととして考えることもなかったであろう彼女の身に、突然、そこそこ進行した癌が見つかり、幼い子供2人を抱える母でもある彼女は、半ば自暴自棄になりかけていました。管理人も、最初は彼女を慰め、励ましていましたが、管理人のようにその身になってみないとわからない、健康な人には理解できないような彼女の心の動きに、正直なところ、どうしたものか???と最後の方は考え込んでしまう始末。

 今は抗がん剤治療を受け、手術を受けるという治療のプロセス中ですが、最終的に彼女はどうなるのか、彼女自身にもわからないことだと思います。

 いつ、どこで自分がどんなことに遭遇するのか、だれにも予測不可能なことはたくさんあります。でも、いつ、神様が呼んでくださっても悔いのない日々を過ごしたいと、あらためて考えさせられます。

 さて、今夜中に街の飾り付けはお正月に大変身ですね。

 日本はなにかと忙しい年末です。