アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その880 憲法記念日 の巻

 さっき、友達がメールを送ってきました。今日は何の日と聞いたら、ゴミの日と答えた人がいると。

 今日は憲法記念日。とはいえ、やっぱり春の大型連休の一日としか位置づけされていない記念日のような気がします。

 ここ数年、日本は憲法改正か護憲かで意見が分かれています。立場によって、かえた方がよいと思う人と、かえるべきではないという人がいるのは当たり前ですが、ごくごく一般的な庶民の(つもり)管理人は憲法はかえない方がいいように思います。

 管理人が日本国憲法を学校で初めて習ったのは、中学校の社会の授業だったと思います。憲法のみならず、選挙や婚姻、労使関係に関する法律も習ったと思います。管理人は愚かにも先生に質問しました。
「なぜ、まだまだ先のことなのに、選挙や結婚、労働についての法律を勉強しなくてはいけないのか?」
先生の答えは、
「今度の春に高校へ進学する人がいる一方で、就職して社会人の仲間入りをする人もいる。だから、中学校にいる間に、社会に出る人が必要最低限のわが国に関する知識を持っていないと困るからね。」
 普段はさらに「なんで?」とくいつく管理人も、この先生の答えだけは素直にそうなんだ。。。と思えるものでした。
 
 大学時代は日本国憲法が必修でしたので、前文と要所要所重要な部分とそれに関連する法規を学ぶ機会がありました。
 日本国憲法の前文を読むと、過去におかしたあやまちを繰り返さないように、そして日本は世界平和に貢献する国になるという決意を表明した文言がならび、新鮮な感動を覚えました。そして、自分は平和の中に生まれ育ったことをしみじみと考えさせられました。

 前に、ある日本人女性が日本国憲法世界遺産に登録しようと署名運動をしているという記事を読んだことがあります。いろいろな思いがあって行った活動だと思いますが、面白い発想だと思いました。
 
 憲法をかえる、かえないで、それぞれの思惑をむき出しにする政治家はさておき、ちょっと見方をかえると、今の日本の平和は日本だけが作り上げたものではないこと、この平和のために見えないところで、知らないところで犠牲になっている人や地域や国があったかもしれないことも考えるべきだと思います。

 わが国がこの先どうありたいのか、考えることは大事ですね。