アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その891 近所の子 の巻

 夕方スーパーに買い物に行ったら、近所の女の子と偶然会いました。彼女はおやつを買いに来たとのこと。ガムとジュースを買うところでした。
 管理人が、何か好きなお菓子を買ってあげるというと、うれしそうにスナック菓子を手に取っていました。

 彼女は知的障害がある子で、今は近くの作業所に出て仕事をしています。

 管理人と彼女の会話は成り立っているような成り立っていないような。。。同じことを何度も繰り返し話したり、質問したりの状態です。

 いつも偶然会うと、決まって聞かれることは、
「今日、何食べるの?今、家に誰か居る?一人?さびしいよね。私も一人。お母さん、夜帰る。遅い。一人は寂しいよね。何食べる?」
が何回転も。

 今日は、別れ際に、今度の日曜日にラーメンを食べに行きたいと誘われました。彼女は日曜日まで覚えているかな?もし、たずねてきたら日曜日の昼はラーメン屋さんにゴー!(笑)

 彼女は偉いと思います。与えられた責任は一生懸命果たしているようで、作業所での仕事も楽しいそうです。お菓子を作る仕事らしいですが、朝に足どりも軽やかに作業所に向かうのを見かけることがあります。
 もうひとつ。彼女は自分が聞かれたことに対する答えが、いつもプラス思考です。何に対しても、
「それはいいよね。楽しいよね。美味しいじゃん。夏はラーメン、美味しいよ。暑いけど。でもいいよね。」
といった具合。

 現在の彼女にたどりつくまでいろいろな苦労や努力があったと思いますが、社会の中に居場所がある、自分の得意なことをいかせる場所があるっていいですよね。