アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1189 バリ島の緑化活動 の巻

 この数日間、毎日会議や様々な人との面談で忙しく過ごす管理人。昨夜、急遽、キンタマニを視察をすることが決まり、今朝早くから出かけました。キンタマニと言っても、果樹農家の視察ではなく、バトゥール湖周辺の火山灰により埋没した集落の緑化活動の視察です。

 どんな様子の地域なのか、植林をした場合、どのくらいの年月でどのような植物が生き延びるのか、デンパサールの私学の大学生の案内で見てきました。

 行ってみると、なんと黒い岩がゴロゴロそこかしこにある、足元は細かな火山岩によってできたような道。まぁ。。。日本でこのような風景はないのでは?と思いながら急な坂道を登って行きました。結構、心臓にきます(汗)。痛い・・・。



 ところどころに植えた木がしっかりと根付いていれば葉っぱも緑ですが、残念ながら弱い苗は途中で枯れていました。でも、熱帯の生命力はすごいと思いました。年間を通じて気温が高めですし、太陽が降り注ぐからでしょうか、徐々に木が増えて緑を取り戻せるような感じがしました。


 わずかな土地に赤玉ねぎを栽培している農民がいましたが、どうも噴火後、この地域一帯は居住や農地利用はできないことになていて、農耕活動はダメらしいのですが、自分の村、もともと自分が住んでいた家を畑にして栽培しているのだそうです。

 案内をしてくれた大学生は西ジャワ出身の学生で日本語を専攻しているため、上手に日本語を話していました。働きながら大学に通っているそうで、こういう熱心な学生には無条件に応援したくなります。

 デンパサールに戻ってから知ったのですが、昨夜、管理人のバリにいる娘が(笑)、今日同行できないので案内をしてくれた学生君に、
「お母さんをよろしく頼むね。。。」
と言っていたらしく、学生君からそれを聞いて、ちょっと胸キュンでした。