アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その20104 絵本『ふろしきづつみ』 東日本大震災を語りぐ先生 の巻

 昨日、東銀座にある岩手県のアンテナショップに行きました。そこにある豚肉が美味しいので、時々行って買っています。

 

 昨日は、ショップに入ってすぐのところに本の紹介・販売をしていて、なんとなく興味があり立ち止まりました。岩手県大船渡市で「日本一小っちゃな本屋さん(カドベッカ書店)で自作の本だけを販売していらっしゃる小松ご夫妻のブースでした。

 

 東日本大震災を経験し、当時のことを語り継がないといけないと感じ、小松さんご自身が絵と文を書き、絵本を出版されたそうです。

 管理人は、4冊の本から『ふろしきづつみ』という題名の絵本を購入しました。小松さんのご家族が地震発生当時いた病院で津波を経験したことを優しい文体と絵で表現した絵本です。どのページも、原文の日本語と英語訳が載っています。

 小松さんご自身は教員として岩手の子どもたちの教育に携わり、現在は絵本の紹介、販売の関連として、震災学習として学校などに出前授業にも取り組んでいらっしゃるそうです。

 

 東銀座の岩手のアンテナショップでの展示販売は、今日までのようです。お時間がある方が是非!

 

 管理人はインドネシアの2回目のスマトラ沖大地震発生の時、テレビニュースの映像翻訳をやったことがあります。報道の制作現場では加工されていない生のソースを見て、聞いてニュースを作るわけですから、匂いが温度を感じないだけで、ほぼ被災地の状況をそのまま見るような状況です。それでも、当時の管理人にはかなり衝撃的な光景でした。

 

 東日本大震災を経験した方の話は、語るにも、聞くにも辛いことが多いと思いますが、犠牲になった方の命を思い、次の世代に確実に備えを伝えていかなければならないと思います。そんな思いで、小松さんご夫妻も絵本を紹介し、語り継いでいらっしゃるのではないかと、短い間の立ち話で感じさせられました。