アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その226 非漢字圏出身者が日本の漢字を覚えるには の巻

 元旦の夜、友人宅に招かれて食事をしました。その時、話題になった一冊の本。何でも二ヶ月で日本語の漢字を読み書きできるようになるという話。漢字学習のベストセラーだそうで。。。

 書名は、Remembering the Kanji Vol. 1: A Complete Course on How Not to Forget the Meaning and Writing of Japanese Charactersで、著者はJames W. Heisigさん。

 ハイジックさんが来日後、鎌倉の日本語学校で日本語を学び始めて2週間たったころ、どうにもこうにも授業が退屈でしかたなかったそうで、学校を飛び出して、いろいろな書物を読み解き、自分なりに日本語の漢字を習得する方法をあみだしたのだそうです。

「中国人は日本語の漢字を勉強しなくても、日本に来た時から日本語の漢字をそれなりに理解できる。韓国人は、文章の構造が日本語と同じようだから、彼らにとって日本語習得の課題は日本語のボキャブラリーだけ。はて、、、我々のような非漢字圏出身者は、どうやって日本語の漢字を理解し、読み書きできるようになるのか????」

と考え、世に送り出した一冊だそうです。


 この本を絶賛したのは、その食事会に招かれた大学講師をしているコンゴ人の司祭でした。
「でも、この本はね、英語を話せる、英語が理解できる人でないと、ちょっと無理かもしれないね。もし、他の言語でも同じような本があれば便利かな。。。」
とおっしゃっていました。

 さて、この本の日本語の漢字習得への貢献度はいかに?

 ちょっと実験してみたいような気がします。

 

Remembering the Kanji 1 : A Complete Course on How Not to Forget the Meaning and Writing of Japanese Characters

Remembering the Kanji 1 : A Complete Course on How Not to Forget the Meaning and Writing of Japanese Characters

 
 

Remembering the Kanji: Writing and Reading Japanese Characters for Upper-Level Proficiency

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