アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その471 乳がん の巻

 今日は仕事の後、いつもの外来で検査のついでに年一度の乳がん検診をしました。それが騒動のもと。

 もう10年近く管理人を診てくださっているドクターが、今日はなぜかいつになく難しい顔でエコーを観察。何度も何度も同じ位置を行ったり来たり。
「これ、多分大丈夫だと思うけど、ちょっと気になるものがある。ここ。」
といって画像を指さしてみせてくれました。
「え!うそ!アタシ、何かできてる?どうする???」
という管理人を横目に、ドクターはやはり何度も何度も同じ場所を行ったり来たり。

 「まあ、大丈夫だと思うけど要観察ということでまた診てみようか。」
ということで今日は終わり。


 実は最近、知人が初診でいきなり乳がんの宣告を受け、即治療開始と彼女の主治医が急ぐほどの状態になっていたことを間近で見ているだけに、今日のエコーはホントにドキっとしました。お気楽な性格ならそのまま一年放置だと思いますが、管理人は別の件もあって乳がんだけは困るので(笑)、急いで帰宅。近くに乳腺外来がないかネットで検索。
 意外な場所に専門医が開業していて、午後一番でそこに駆け込みました。事情を話すと、
「じゃあまずは同じようにエコーで見てみましょう。」
といって、触診とエコー検査の開始。

「あぁ〜、これのことじゃない?ここ。」
と言って指さされた画像は午前中とはちょっと形が違っていますが、似たような形の黒い丸。

「これはね、大丈夫。脂肪だよ。専門医が見れば脂肪と判断できる場合も、検査技師や一般の外来のドクターの場合は、これが嚢胞と思ったり線維腺腫と思ってしまうケースがあるの。でもね、嚢胞ならもっと黒い色が濃い画像だし線維腺腫だと触診した時によく動くし固い感触があるの。大丈夫!でも、放置したり過信しないでこうやってすぐに診てもらってという患者さんは珍しい。たいてい、恥ずかしい、めんどくさい、お金がかかる、高い、といってほったらかして、あとで大変なことになってるというケースがあるから。」

 ふ〜。。。

 とりあえずガンや悪性の病変でないことがわかって安心しました。

 このドクターは、
日本食食べましょうね。溶けない脂ものとか欧米食はリスクが高いから。日本人女性で日本で生活し続けた人とアメリカに移住してむこうの食生活をし続けた人では、乳がんの患者数が5倍違うというデータがあるしね。」
日本食をおすすめしていました。

 今回はセーフだった管理人ですが、管理人にもリスクファクターがあるらしく、やはり時々検診した方がいいですよ、の結びでした(汗)。

 必要以上に神経質になることも考えものですが、みなさんも時々は自分の体、健康と向き合ってメンテナンスする気持ちの余裕を。。。をおすすめします。