アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その479 日本の鉄道車両 ジャカルタ近郊を走る の巻

 日本の中古鉄道車両がアジアで再利用されていることをご存知の方も多いでしょう。これは、インドネシア共和国 首都ジャカルタ周辺の首都圏JABOTABEK(ジャボタベックジャカルタ首都圏の通称で、構成するジャカルタ Jakarta、ボゴール Bogor、デポック Depok、タンゲラン Tangerang、ブカシ Bekasiの頭文字を組み合わせたもの)を走る日本の中古車両。

 ドラえもんの主題歌と日本の車両が走る風景が、妙にマッチしている感じがします。管理人が学生時代に過ごしたジャカルタ郊外のDepok地区では、当時(今から25年ほど前)も鉄道が通っていました。でも、こんな立派な車両ではなく、普通車はドアがない、冷房もない、ボックス型の座席。通路には物売りの販売活動や物乞いが乗り込んできて活動展開(汗)。勇気を出して、インドネシア学駅からジャカルタのチキニ駅まで乗ったことがありますが、記憶では車内放送がなかったような。。。駅に停まるたびに隣の乗客に
「ここは何駅?」
と聞いたような・・・。

 今や冷房完備の電車が走っているジャカルタ。う〜ん。当時では夢のような交通手段だったなぁ。YouTubeの動画を観て、ちょっとノスタルジアな気分の管理人です。

 東京都内を走る鉄道をみても、あまり何も感じません。金属が無機質な感じに動いている、そんな印象です。でも緑豊かなジャワの地を、周囲の風景とは異質なのに、でもどこか調和して颯爽と走り抜ける鉄道、ときに屋根の無賃乗車軍が居たりして、また線路を渡る人が居たりして、バナナの木や椰子の木が線路腋に生えていて。。。なんだかいいなぁ〜、この風景。インドネシアの人がちょっと前まで描いていた未来図が、そのままある、そんな感じがします。

 過去、現在、未来が全部ある!