アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その836 ジャカルタ 渋滞のため踏切で大事故 の巻

 先日、ジャカルタ鉄道事故がありました。渋滞が原因で発生した事故。
http://www.jakartashimbun.com/free/detail/15070.html

 渋滞の列が線路上にまで連なって、そこに電車が来たら、もうアウト!たまたまこの事故は立ち往生したタンクローリーと電車の衝突事故でした。
http://www.j-people.net/indonesia/001jakartalife/013/0131210fumikiri/index.html

 インドネシア、とりわけ首都ジャカルタと周辺地域の渋滞は、ある種ジャカルタの日常の顔のようなものですが、なかなか進まない車列にイライラするだけならまだしも、線路上にまでその渋滞の列がかかるとしたら、これは大問題。

 ジャカルタ中心部の目抜き通りで、管理人も乗った車がそのまま止まってる状態はよく経験します。急がない時は諦めて車内で昼寝、仮眠ですが、急ぐ時は気が気ではありません。ホント、首都高の渋滞より酷いように思います。しかも、運転手は気の毒です。後部座席から無言の不満と圧力を背に浴びて。。。(汗)

 この前、北ジャカルタにあるインドネシア最大の港であるタンジュン プリオクから南ジャカルタの官庁街まで、車の大渋滞。普通だったら1時間もかからなさそうな距離ですが、その日はなんと!4時間以上もかかったという人がいました。あと3時間足したらジャカルタから成田に帰れます(笑)。

 インドネシアの都市部の渋滞は、先の鉄道事故以外にも経済損失が大きいと思います。港まで物が届いても、それを流通させるための陸路が慢性的に渋滞だとしたら無駄が多いですし、人の移動にも時間がかかりすぎて、仕事になりません。
 
 渋滞緩和の打開策を打ち出しても、なかなか解消されない渋滞問題。公共の乗り物を整備しようにも、人々はマイカー、マイバイクを捨てきれない。東京の人のように、バスや電車に乗っての通勤、通学を選ぶ人がジャカルタでももっと増えればよいのですが、なかなかうまくいかない感じですね。
 なぜ?管理人が思うに、まず自家用車を持っている人はそもそも電車やバスに乗り馴れないので不便だと感じるのと、不衛生だと感じます。それと、駅までのアクセスが悪い。日本みたいに、駅への移動のためにバス路線が完備していればよいのですが、それがなかなかできていないのがジャカルタ
 バス専用レーンを走るトランスジャカルタ。これは専用レーンを走るだけあって渋滞知らずと思いますが、これもまた降りた後、歩くの?と思うと、やっぱりマイカーでドアツードアの便利さを捨てきれない。

 ジャカルタの渋滞は、きっと解決することはないでしょう。。。と悲観的に思う管理人です。