アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1370 神々がすむ島でとんでもない事件 の巻

 バリ島南部のサヌールという地区で、びっくり仰天な事件。母親が、
「娘がいなくなった」
と言っていたのはもう数週間前。

 いなくなった娘は、自分の家のゴミの中から遺体で発見されたのです。殺害されたということで、犯人の捜査中のようですが、この少女はバリに住む家族の養子。実の両親は経済的に苦しかったようで、彼女をこの家族へ養子に出したようです。
 養子にしたインドネシア人女性とアメリカ人男性の夫婦には、二人の実子がいて、3番目の子供が今回殺害されたとされる少女。
 アメリカ人の養父が亡くなった後、父親の遺産相続がきっかけで、こんな事件に発展したらしいとは地元に住む管理人の友人の話。父親の遺産の半分をこの少女に、残りの半分を養母と二人の子供が相続するということに納得していなかったという噂。二人の子供は、この少女に焼きもちを焼いていたと言う話もあり、少女が生活したこの家庭の環境は一体どんな風だったのか?にわかに想像できません。
 その家族の男性使用人が、この少女に性的虐待を繰り返していたとか、とにかく噂ですからどこまで本当かわかりませんが、ありえない!と思うような話が次々に。。。

 でも、なぜこんな風になるまで、少女の学校の教職員も気づかなかったのか?ニュースでは、担任の教員が、少女がよく遅刻するので理由を聞くと、鶏に餌を与えていたからと答えたらしく、何羽かとたずねると50羽と答え、クラスの子供たちはみんなビックリしたそうです。担任の先生も小学二年生がそのような仕事をするのはいかがなものか?と感じたそうです。

 痩せていて、口数も少なく、家族や生活環境については何も話さなかったらしく、学校もこの子の環境をはっきりと把握していたわけではなさそうです。

 ニュースでも言っていましたが、社会が子供たちをまもらなければならないですね。子供は一人では生きられないのですから。

 インドネシアでもこんな事件が起っていることに、とてもショックを受けました。