アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1330 断食 の巻

 昨日から日本でもイスラム教徒の方々は断食を始めました。管理人の学生時代の友達も昨日から断食を始めたようです。でも、彼女は途中で熱中症になってしまい、やめたそうです。そうなんです、日本のこのような気候は、注意してやらないと危険です。

 ジャカルタに住む友達夫婦は、毎年、「断食だ!」と意気込みはいいのですが、やっぱりきついらしいです。

 この前の日曜日、インドネシアのジャワ島東部スラバヤ市で、朝にキリスト教会の同時多発自爆テロが発生しました。たまたま、別の島に住む義妹と電話で話をしていたら、突然、
「キャ!テロだ!」
と。
 テロ?と思っていると、すぐさま、
「ワ!また爆破された!」
と。さらに、
「え?三つ目?」
と。
 
 その同時多発テロから25時間以内に合計5回の自爆テロがあったようです。今回の特徴は、家族で実行というこれまでのパターンとは違うテロのやり方でした。日本で言えば、小学生くらいの子供も含むテロの実行です。
 
 その後、スマトラ島では刃物による警察署襲撃テロがありました。こちらは、刺された警官が殉職。公開された動画を見ましたが、まるでドラマのようなシーンでした。大量に血を流しながらも、自力で警察署内に駆け込む警察官。この警察官の証明写真も公開されていましたが、なんとも優しそうな穏やかな表情の男性でした。

 テロ撲滅を掲げ、インドネシア政府もかなり取り組みをしているのだろうと思いますが、完全に防ぐことができないことは残念です。

 話は戻りますが、家族で実行したテロで、子供が爆風で飛び、しかし命は助かったケースがありました。その子の将来の人生はどうなるのだろう?と気になります。親は、ホームスクーリングと称して子供を学校へ通わせず、自宅で洗脳していた、近隣住民との関わりもなく、閉鎖された家族という証言もありました。

 大人や社会が次世代を担う子供へ他はすべき義務、責任の大きさを、改めて考えさせられた事件でした。