アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その133 米の輸出は難しい の巻

 インドネシアに行くので、向こうに住んでいる日本人夫婦から持って来てほしいものを頼まれました。いずれも食品でした。
 その時、管理人がインドネシアに行ったら、もう一人、向こうで生活している人と一緒に何か作って食べたいから、何か作れるような材料も持って来てほしいと言われました。

 はて。。。何を持って行こうか?たいていの日本食の材料は現地調達できるので、調達が難しいもので喜ばれそうなものは何?と考えて、思いついたのが米。

 調べました。

 結論は、日本からの持ち出しは可能ですが、インドネシア側では、米の持ち込みを禁止しているということがわかり、インドネシアの商務省が許可した分に限定で、持ち込める場合があるということ。

 インドネシアの商務省の許可を取るためには、またまたなが〜い時間と労力は絶対ですから、今回は諦めました。

 ちなみに、日本では、農政事務所という役所が、米穀がどのくらいの量、海外に出ているのかを管理、把握するようで、個人が持って行った先で消費するにしても、これは米の輸出という扱いになるのだそうです。簡単な書類に必要事項を記入して、郵送、またはファックスで農政事務所に書類提出するだけで手続きは完了のようです。

 しかし、これとは別に防疫の視点から、植物防疫所という役所で米や植物類の検査を受ける必要があるものがあるそうです。米もその検査対象物になっているそうで、成田空港内にある防疫所成田支所でも、出発当日に検査を受け、問題がない旨記載された書類を発行してもらうのだそうです。検査に要する時間は、およそ2時間くらいだそうですので、飛行機のチェックイン2時間前に防疫所にくるようにと案内されました。

 今回は、この思いつきでいろんなことを学習しました。

 東京農政事務所や、成田空港第一ターミナルそして、第二ターミナルの防疫所で電話応対をしてくださった方々は、とても丁寧で親切に細かなことまで教えてくださり、とても助かりました。