アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その144 インドネシアで救急車を呼んだらどうなるか? の巻

 調べものをしながら、ふと思ったこと。


「日本人は緊急時の連絡先を気にする傾向があるけど、インドネシアでは警察や救急車、消防車って、何番?」


 番号だけなら、調べればすぐわかることでした。問題はこの先です。
「警察にかけたら、おそらく事情を聞いて、該当する部隊を現場に送り込んでくれそうだ。救急車は?」


 インドネシアでは、民間医療機関が独自に救急車を所有しているケースが珍しくなく、有料で患者の輸送をするのです。では、公共の救急車は有料か?無料か?


 疑問を解決すべく、何人もの知人、友人に聞き取り調査開始!答えは、
「今までやったことがないから、どうだろう?でも、想像では、きっと消防署に電話がつながって、そこから救急車が来そうな気がする。有料かも。でも、わからない。」
と、見事に全員の答えが一致していました。


 さらに、
「救急車を呼ぶよりも、自分で車が運転できる場合は、自分が患者を病院に運ぶのが普通で、救急車を呼ぶというのは、あまりないかもなぁ。。。」
と付け加えることも一致していました。


 笑い事ではないのですが、
「公的な機関で、本来無料でするべきことでも、あれあれこれこれ理由を並べられて、結局お金を出さないとやってもらえないのも、この国の常。という意味で、できる限り、自分でやるのがベストって感じかな。」
と言われ、国情を理解できるだけに管理人は苦笑。


 あまりにも、みんなが救急車のことを知らないというので、この国ではあまり公的な機関を活用する習慣がないのかなと思いました。管理人が質問した人の中には、結構な確率で、
「電話して聞いてみたら?」
という人たちがいました(汗)。


 おまけに、警察署に110番したら、警察はどこから来るか?最寄りの警察署から該当部署の警察官が現場に急行するはずだけど、念のため110番してみたら?とも言われ、なんだか聞けば聞くほど。。。でした。


 明日あたり、滞在地の目とはなの先にある交番で、現役の警察官に直撃インタビューしてみます(笑)。


 こんな笑い話がありました。知人が火事を出し、消防車を呼んだそうです。お金がかかるとかで、積んだ金額によって放水量が違うとか。そんなこと、あるのか?と思いますが、これが皮肉だとしても、この国では物事万事経済力に正比例ということを端的に表している話だと思います。そして、一瞬、


「その話はあり得るかも。。。」
と信じてしまいそうです。