今夜は、インドネシア共和国 スラウェシ島の珍獣「バビルサ」を放送していました。時々、日本の動物紹介番組で取り上げられるこのバビルサ。
5年ほど前、テレビで紹介されているバビルサを見た子供が、
「ぼく、これホンモノみてみた〜い。」
というので、ジャカルタにあるラグナン動物園に連れて行ってみせることになりました。
とんでもなく広いラグナン動物園。
http://www.jakarta.go.id/ragunan/zoo.htm
正直なところ、レンタル自転車があったらいいなあと思うくらい、全て徒歩で見て回るにはかなりの体力と気力がいりました。
目指すはバビルサのコーナー。
どこだぁ〜〜〜〜〜!
Pak! Babi rusa di mana?(バビルサはどこですか?)
Babi rusa, ya? Ke sana, Bu.(バビルサですか?あっちへ。)
あっちか。。。でも見当たらない。ずいぶん歩いたのに。。。しばらくして、再度飼育員に聞きました。
Babi rusa di sebelah mana?(バビルサはどっち側ですか?)
Oh, masih jauh, Bu. (あぁ〜、まだ遠いですよ)
トホホなバビルサ探し。。。
やっと見つけた時は、もう夕方でした。
今夜のダーウィンが来たでは、バビルサには湿地帯が必要だと言っていましたが、動物園のバビルサの生活環境は、乾ききった赤い土(ジャワの土は煉瓦色です)と、インターロックを配したコンクリート。バビルサもカピカピでした。
奇妙にそそり立った牙。数頭のバビルサたちが歩いていました。
NHKのダーウィンが来たによると、湿地帯の泥で寄生虫を避けたり、また、バビルサの好物の木の実の解毒に泥を食べるのだそうです。でも、この動物園には好物の木の実がないようですから、解毒の必要もないのか???(笑)
テレビでみたものを直にみると、これまた感動!
日本からバビルサを見る旅とは、ずいぶん贅沢な旅でしたが、子供は満足していました。