今朝、バリ島デンパサールにいる管理人のアシスタントから連絡がありました。数日間、体調が悪く、熱も下がらないので検査したところ、デング熱に感染していることがわかった、と。
インドネシアでは、数年おきにデング熱大流行がありますが、毎年、雨期で蚊が多く発生する条件が揃うと、デング熱にかかる人が必ずいます。
デング熱は一般に4つのウイルスの型を持つと言われていますが、ワクチン開発ができないらしく、蚊に刺されないようにする以外、予防方法がないのが現状のようです。昼間に刺す蚊がデング熱を媒介すると言われていますが、ものの本によるとバリ島の場合は昼夜関係なくデング熱を媒介するといっています。本当か???
さて、管理人自身も4年前、デング熱にかかったことがあります。でも最初はわかりませんでした。なぜわからないのかというと、デング熱の典型的な高熱が出なかったので、風邪かな?と思っていたからです。
そしたら、とんでもない!
数日間にわたり、全身のあちこちが拷問にかけられたかのように激痛。痛さがこの世のものとは思えない、医学書の解説通り、呼吸をするのも痛すぎてできない、のたうち回る痛さ、痛い部分が一定ではなく、あちこちに移るのです。
さっきは左肩がガンガンしたくて息絶え絶えだったのに、しばらくするとす〜っと治まる、と思っていると、今度は別の箇所が同じようにガンガンとドリルで穴を開けているのか?のような痛さ。
その当時、インドネシアのインターナショナル病院のスタッフが、
「最近、高熱を伴わないデング熱の患者さんが出ているんですよ。」
といっていましたが、デング熱のウイルスも日々進化?怖いです。
インドネシアの医者は、
「デング熱の場合は、グアバジュースを飲んで、白いおかゆを食べて休んでいるように。」
と言いますが、そんなの間違ってる!
食欲がある限り、なんでも食べたいものを食べ栄養をつけて自分の治癒力で乗り切るしかないのです。重症でない場合は自宅療養で乗り切れると思いますが、出血を伴うようになると入院、輸血が避けられないようです。
暑い国、リゾート地だといって肌の露出が多いと、それだけ蚊に刺される確率があがります。虫除けスプレイやクリームを塗る事以外に、一番いいのは長袖、長ズボンですね。暑いので薄手のもので対応。
命を守るためには、多少の我慢はすべきです。
それにしても、アシスタントちゃん、かわいそう。。。早く回復してほしいです。