アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その49 頭にするはちまきってなんでしたっけ? の巻

 インドネシア語のレッスン中に、受講生さんが例文を作りました。

Saya memberi sepatu di tengah jalan ke mandara.
(私はマンダラへ行く途中で靴をあげました。)

「マンダラという店かモールがあるんですか?」
と聞いてみると、
「え?空港です」
という。
「空港なら bandaraですね。」
と答えると、
「あれ?乗っちゃいけない飛行機はなんでしたっけ?似たようななにかあった。。。」
と反応。
「Mandalaのこと?」
「あ!マンダラ。そうそう。あれ?頭にするはちまきってなんでしたっけ?」
と次なる疑問浮上の様子。
「それはバンダナじゃないですか?」

 語学は、ただただ覚えるだけの勉強方法では次第に辛くなってきます。しかし、この受講生さんのように、ちょっとした間違いから、似たような単語をどんどん思い出しては引き出していくと、間違いの経験と正解の経験を同時にするので、今後は同じ間違いは起こしにくくなるのです。

 ところで、管理人はその方が作った例文に、一カ所疑問がありました。
Saya memberi sepatu。。。とありますが、靴を誰かにあげるという意味ですか?それとも買うのですか?」
と聞いてみました。すると、
「買う、です。」
との答え。
「それなら、memberiではなくてmembeliです。RとLの違いで、前者は与える、後者は買うという意味の動詞ですね。」

 これで、また一つ、この受講生さんは動詞の覚え分けができました。

 ひたすら演習形式のレッスンは、それなりの良さがありますが、こうした対話形式のレッスンは個に応じたレッスンができるので、教える方も楽しいですし、新しい発見があります。