ある開業医の眼科に行ったのですが、その医師はかなりの高齢者らしい。看護師や検査技師たちが、細々とサポートをしたり、医師の動向を細かく観察して、始終目を光らせている様子がよくわかるほど、スタッフのサポートゆえに成り立っているという感じでした。
管理人の診察をし、視力や眼圧を測定するということになり、患者がやや多かったので、その医師が直々に検査開始。
「コンタクトレンズをしたままでいいのかな???」
と疑問に思ったものの、余計なことをいって怒られても嫌なので、されるがままに測定開始。
続いて、検査技師に呼ばれ、視力測定。先に測定した眼圧などなどのデータをみて、通常通りの視力測定。コンタクトをしていたものの、あまり視力がでなかったので、検査技師が、
「じゃあ、レンズを入れますね。」
と言ったタイミングで、
「あの、私、コンタクトしているんですけど。」
と言ってみた。
「え?あれ?先生、さっき眼圧はかってましたよね?通りで、このデータ、ずいぶんいい目だと思った。」
と、やや焦りモード。
ふぅ〜〜〜。
結局、全部最初からやり直し。
70後半らしいその医師。生涯現役ということなのかもしれないけれど、管理人以外の患者のことでも、細々としたミスがあるのか、スタッフがそばで逐一チェック。よく考えると怖い。
意気込みと実際の老化の具合は別問題だから、やはり何事も生涯現役というのは限界があるのかも、と考えさせられた出来事でした。