夕べ、インターネットでインドネシアのある民放のニュースを観て謎がとけました。
地震後、毎日毎日、インドネシアの義兄弟が電話をしてきます。
食料はどうしているのか?
家はどうなっているのか?
数日して、電話の内容が変わってきました。
「早く日本を離れろ!」
「インドネシアへ避難しなさい。」
「香港でもいい、とにかく逃げろ!」
です。
福島の原発の問題がインドネシアでも大きく取り上げられ、ニュースバリューとしは、かなりの割合を占めているようです。
昨日、毎日毎日、早く避難しろといってくる意味がわかりました。あれはニュースが悪い!
福島の原発の事故に始まって、ニュースの構成が、チェルノブイリ、そして広島、長崎の原爆へと、話をどんどん拡大して、つまるところ「放射能は危険きわまりない」と結論づけるのです。原発に対する正しい知識や理解がある人だけが観るならよいのですが、そうとは思えません。
自分に印象的な部分だけがインプットされて、それを各人が各人のバージョンとしてニュースを作り上げて、不安が大きくなる、そんな様子がわかってきました。
心配はわかるのですが、正直なところ、こうして毎日毎日電話で避難しろとまくしたてられ、こちらの状況を全く考えないお見舞いは、かなりストレスです。
この経験を通して、管理人自身も被災者へのお見舞いの方法を考えなおさせられます。