アジアな空間

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アジアな空間 その316 岩手山焼走り溶岩流 の巻

 岩手県八幡平市にある「岩手山焼走り溶岩流」は、国指定の特別天然記念物です。噴出年代が1732年という説が定着しているそうで、溶岩流の規模は特別天然記念物指定面積で149.36ヘクタール、長さ約2.8キロメートル、最大幅約1.0キロメートルとされているそうです。

 この焼走り溶岩流には観察路があり、堆積した溶岩と溶岩の間を歩くことができます。観察路一帯の辺りは5メートルから10メートルの溶岩が堆積していると言われているそうです。

 この溶岩。よく見ると小さな穴がたくさん空いていて、色は黒い。

 一見して乾燥しきって何もいなさそうな溶岩流一帯ですが、溶岩の表面には白っぽいコケが生えていました。カエルやトンボなどの小動物も観察されているそうです。管理人が行った時は、時期的にカエルやトンボという時期ではなかったのか、動物らしいものは何も見あたりませんでした。

 それにしても、この岩手山の溶岩流。長い歳月を経た今でも、見渡す限り一帯が黒い溶岩で埋め尽くされているのは圧巻です。岩手県八幡平市周辺の気象条件がなせる神秘でしょうか。


ドラマ「どんど晴れ」で有名になった小岩井農場の一本桜と岩手山


春子谷地というところから見た岩手山。6月半ばで残雪が少しありました


焼走り溶岩流。ず〜〜〜っとこんな風景が続いていました


溶岩の上にコケ。白いコケを初めて見ました