アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その328 惨め の巻

 夕べ、久しぶりに会った仲間とあれこれ四方山話をしていた時、何かの話から「惨め」という単語が出てみました。

Aさん:「インドネシア語で惨めって何ていうの?」
Bさん:「え?インドネシア語に惨めってあるのか?」
Aさん:「だって無いわけないような気がする。例えば、お金持ちの家で虐げられて働かなければならない身分の人って、惨めじゃないの?」
Bさん:「そういうのは、惨めじゃなくて、かわいそう というよ」
Cさん:「そうそう、かわいそう。かわいそう という単語はある。ポルトガル語にも」
管理人:「そういう状況は、惨めとは思わないんじゃないかな?身分や階級社会で生きる人は、私達とは違った人生観だと思うけど。」
Cさん:「ポルトガル語にも、惨めってないぞ。」
Bさん:「インドネシア語にもない」
Aさん:「え?そうなの?無いの?」
管理人:「惨めっていうそのものじゃないのかもしれないけど、英語のミゼラブルというのはそれに近い?」

 昨晩の結論は、インドネシア語ポルトガル語には「惨め」という単語そのものが無いでした。

 今朝、気になって調べてみました。

 インドネシア語の辞書では、sedih, menyedihkan, malang, melarat, sialというのが、それに該当する単語らしい。だけど、それぞれの単語の意味を考えると、ぴったりな「惨め」の意味とも若干違うような気がします。

 やっぱり、惨めという単語はインドネシア語にはないのかな?