アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間その353 Sarbagitaに乗車挑戦 の巻

 最近、バリ島南部に大型バスが開通したらしいと聞きつけ、ホテル周辺の道を観察していると、それらしきバスが結構通過するのを確認できました。

 乗ってみるに限る!と、今朝9時に行動開始!

 Batubulan〜Nusa Dua区間を運行しているということで、滞在場所のSanur地区はバイパスがその経路になっていて、確かにバイパス沿いにはバス停らしきものが点在。

 ホテルから歩いてバス停へ。結構遠い。理由は、間違って1つ先のバス停方向に向かってあるいたため。なんと、サヌールのケンタッキーの交差点からあらかたマクドナルドの交差点まで歩いてしまった。疲れた。

 途中でバスが通過。しまった・・・。これを逃したら次はいつくるの???状態。

 15分ほどでバスがやってきました。運行スケジュール上は(笑)15分間隔で走るらしいです。朝9時半の時点では確かに15分で次のバスが来ました。

 さて、乗ったはいいが、このバスでクタに行けるのか?なんたって、普段はタクシーでクタ方向へ移動すると片道7万ルピアかかります。でも、このバスでは距離に関係なく一律3500ルピア!安いでしょ。往復してもタクシーの10分の1。オッホッホ。。。バスの大きさも巨大で、東京の大江戸線の車両を少し小さくした?くらいはありました。


 人生でこれほど真剣にバスに乗ったことはなかったです(笑)。

 シンパン シウールという交差点で異変!なんでNusa Dua行きなのにKuta方向の道を進んでいるのか???バスはどんどんKutaの方へ入って行き、見るとそこはJalan Raya Kuta.え???

 どこをどうまわっているのかわからないので、とりあえずKutaのACEがあるモール前で下車。

 はて???帰りはどこでのるの???車掌に聞くと、このバス停だというのですが、なんで???ここで乗ったら否応なしにNusa Duaに連れて行かれて、そこからまた逆順をたどってSanur方向へ戻るの???嘘だよね。。。

 ちなみに降りたバス停までは30分で移動。


 昼を食べて、午後1時過ぎ。そのバス停に行きました。

 一人の白人男性が待っていました。そしてこのバスを運行させるお役所の職員が、運行状況や乗客の調査をしていました。

 待てど暮らせどこなさそうなバス。白人が、
「このバスは15分でくるっていってたけど、50分か?あ!」
としびれをきらして歩き始め、タクシーをひろおうとしていました。すると、遠くの方に渋滞に混ざってバスが見えました。

 管理人が、白人のおじさんに大きく手を降ってバスが来たことを知らせると、おじさんが戻ってきました。

「私はサヌールに帰りたいの。このバス、サヌールに行くの?」
と調査活動中の役所の女性に聞くと、
「え?サヌール?サヌ〜〜〜〜〜〜ル???」
といって、そばにいた暇そうな別の役所の同僚に聞いていました。
「イクイク!これサヌールに行く。大丈夫!」
と言っている一方で、今度はその白人のおじさんが、
「私はカールフールに行きたいの。これで行けるの???」
と聞いていました。サンセットロードのカールフールを通過するらしく、めでたく二人の「ガイジンサン」が乗車。

 このバスの運行は、渋滞緩和の策だそうですが、もともとが大渋滞なので、そこにこの巨大バスがはしったても、乗っている客は5人もいないし、あまり意味なさそう。

 

 このバスはまだまだ路線を増やすようですが、果たして効果はあるのかな?管理人が乗ってみた感想は、もっとバス停とバス停の間隔を短くしないと、このバスに乗るためにバス停までタクシーやバイクで行かなければならないのが問題。バス停に、行き先案内板や路線図を掲示しないと、どのバスがどこをどう通過するのかわからないので心配。バス停の数を増やせないなら、このバスに乗るためにバス停へ移動する公共の交通機関を充実させ相互にリンクさせないと、市民がこのバスを利用したい気分にならないでしょう。それと、日本人的間隔で言えば、車内のラジオ放送の音量がうるさすぎ。ガンガン大音量で流されて頭が疲れます。


 それと、これからどんどん利用客が増えても、バスの清潔を保ってほしいと思います。もちろん破損もないように、点検はこまめに。


 次回のバリ滞在、また試してみたいと思います。