アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その410 旅順へ行く の巻

 朝8時半に大連から旅順に向けて出発。今日は、ほとんどが戦跡ツアー。

 203高地、東鶏冠山、水師営会見所、旅順博物館、旧関東司令部、旅順駅、旧大和ホテル、旧川島芳子邸、それと星海広場。

 旅順博物館はロシアが造ったものだそうですが、建物は立派で今は中国全土のお宝を展示しています。中でも男女のミイラは一見の価値ありです。中国は広いなぁと、今更ながらに思いました。ミイラをあんな間近で見たのは生まれて初めて。感動ものでした。と友達に話したら笑われましたが、ホント、エジプトのミイラとは違った、まだ生きているのか?と思うようなところがありました。女性の爪、みずみずしさが感じられました。



 星海広場では、大連市ができて100年の記念でつくったという足跡の石板をみました。海に向かって敷き詰められているのですが、その足跡の始まりは、纏足をした女性の足跡でした。小さい。

 女性に生まれたら布を足に巻き付けて、大きくならないようにする習慣があった中国。足の大きさは赤ちゃんの握りこぶしくらいが美人の条件といわれていたのだとか。指を内側に巻き込んで布でくるむため、毎晩その布をほどいて漢方薬の足湯につけ、血行をよくするのだそうです。歩くのは踵を使うため、足跡は踵の部分が深い。今はもう纏足をした女性は現存しないそうですが、女性が遠くに逃げないように、家に縛るための習慣だったそうです。ちょっとせつなく痛々しい習慣ですね。