アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その446 岩手県高田高等学校 野球部 の巻

 昨日の夕方、仕事帰りで自宅付近の歩道を歩いていると、信号待ちの車が列をなしていました。なんとなくぼんやりその車列を見ながら歩いていると、観光バスのフロントガラスに貼られていた団体名「岩手県高田高等学校」の文字が目に飛び込んできました。

 「うん?高田高等学校?陸前高田市だったか大船渡市の高校?でも、どうして東京のこんなところに?」
と思い、もう一度バスの前に戻って団体名を読み直してみました。

 やはり「岩手県高田高等学校」と書かれてありました。

「あぁ〜〜〜、やっぱり岩手の三陸の高校だ〜〜〜〜。」
と思った瞬間、管理人の脳みそはテンション急上昇。

 バスの窓ガラスは中があまり見えないような黒い色をしていましたが、なんとなく生徒の姿が見えました。何度も大きく手を振ってみました。するとグローブが見え、そして乗っていた生徒さんたちも手を振ってこたえてくれました。運動部で身につけた礼儀でしょうか、かぶっていた野球のキャップを外して、何人もの生徒が手を振ってくれました。

 管理人が手を振ったわけを彼らはどう解釈したのかな?ただのミーハーなおばさんが、ひやかしで手を振ってると思ったかな?

 管理人が手を振ったのは、被災地のみなさんの力になれない私でも笑顔をおくることはできるよね、無責任に彼らにがんばれ!と応援するのではなくて、いつも心の中でみなさんを思っていますよ、の意味でした。

 でも、高校生たちが振ってくれた手は、結果的に管理人にとって大きな励ましを与えてくれるワンシーンでした。