昨夜、母上が思い出し話をしていました。
「私、あなたに言われたことがある。お母さんは、一回も私を褒めてくれない。テストで良い点数を取っても褒めない。成績が良くても褒めない。そう言われた事があった。」
管理人はそんなことを言った記憶がないのですが、母上は覚えていました。
「確かに、100点とった、90なん点とった、と言ったら、褒めれば良かったのになあ、と今は思うけど、あの頃は、出来て当たり前だと思っていたから。。。」
と。
確かに勉強のことで、両親に褒められた記憶はないなぁ・・・。特に父上は絶対に褒めない人でしたね。100点とったとしても無言、あるいは次回も同じように!と言われ、90点台だと、
「なんでこうなるの?つまらないミスをして・・・。」
と怒られたことは覚えています(笑)。
弟は?といえば、いつもなんだかんだで母上に小言を言われていたのを覚えています。
「算数、もう少しどうにかしなさい。社会もなんで出来ないの?」
学校へ行けば、管理人が習った先生がまだ転勤せずにいて、弟に、
「お前、なんで出来ないの?お姉ちゃんのように勉強しろ!」
と怒られて・・・(お姉ちゃんも、そんなにガリ勉だったわけではないのに)。
弟は災難。とはいえ、弟もめちゃくちゃ出来ないわけではなく、そこそこよく頑張った方だと思います。でも、出来て当たり前の感覚の母上の目には、「出来ない!」と映っていたのかな。
母上の思い出し話はまだありました。
「学校から帰ってきたとき、大変だ!事件だ!と言って帰ってきた事があるの。何が事件なのかと聞いたら、赤点は本当に成績表に赤い字で点数が書かれているのを見た!と。」
友達の成績表に朱書きの点数があったのを見たのか?(記憶にない)、赤点とは本当に赤い字で書かれることを知って、事件だと思ったらしいのです(これも記憶にないです)。
7歳年下の弟が、やはりある日、
「事件だ!赤点は本当に赤い字で書く!」
といって帰ってきた事があったそうです。
「兄弟って、こうも似るものなのか?二人とも事件だ!大変だ!といって学校生活の様子を家で話すんだもの・・・。」
と笑っていました。
『褒められる』ということは、大人になったらもうそんな機会はないですよね。子供のうちにたくさん褒められたら、自分に自信が持てる子になるのかな。昨夜の母の話を聞いて、色々考えさせられました。
そうだ!これから、どんなに小さなことでも子供達を褒めてあげよう!