アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1417 夕飯の思い出 の巻

 先週末、人と夕飯を食べていて、ふと思い出しみんなで大笑いしました。
「子供の頃、母が夕飯はいつも粉物を出す人だった」
というと、どんなメニューか聞かれたので、
「夕飯はトーストとか、うどん、そば、スパゲッティー、ラーメンのような麺類。きわめつけは、ワンタンと称してワンタンの皮だけが入ってる醤油汁のようなもの。」
と言ったら爆笑でした。

 どう考えても、ワンタンが美味しくないメニューに上位ランキングさせていた管理人。子供だったので、ワンタンがなんなのかわからないし、母上もきっとワンタンとはどういうものかわからないので、ワンタンの皮を買ってきて、すいとんのように皮を野菜の具が入った汁で煮たのでは?と思います。

 ある晩、すごいメニューが。
「今日はおにぎり定食!」
と言い切って、おにぎりがズラ〜〜〜〜。父上は目が点になっていました。<ーーーーー当たり前!
 おにぎりは、遠足や外で食べるときのものであって、夕飯に出るものではないと思っているから。でも、誰も何も言わず、黙々おにぎりを食べました。

 今考えると、我が家は母上が出したものを無抵抗に受け入れ、食べていた?ある意味、よくできた家族でした(笑)。

 近所のおばさんが、
「夜にパン食べてお腹空かないの?」
と母に聞くと、
「なんでお腹空くの?寝ている最中、お腹空かないでしょう。。。」
と笑っていました。確かに寝ていたらお腹空かないですね。

 母上は、結構変わった人だったのか?

 もっとびっくりは、カレーを作るのに、箱入りのカレーのルーを買ってきた母上。なんでも、ルーを水で溶いたら、肉、野菜などが入ってると思い込んで、写真を見たイメージで、
「これは簡単!」
と思って作り始めたら、ただの汁。
「何これ?」
と思ったらしいです。出てくるわけないじゃない、具が!と思いますが、そこらへんも母上らしいといえば母上らしい。

 母方の祖母は、自分で蕎麦を打って紙の菓子箱に入れ、風呂敷に包んで手に提げて持ってくる人でした。
「管理人ちゃん、持ってきたよ・・・・ホラァ〜」
と言って、家の玄関の前に立っている祖母を出迎え、その瞬間、管理人の家のメニューは一気に祖母が持ってきたものに変更。それ前に、何を用意していようが、持ってきたものが出されるのです。
 「それは明日」
という選択肢がない!これもまたすごい家。

 父方の祖母に至っては、管理人宅に手伝いにきて、ハタハタを三枚おろしにしたと母上が仰天。

 食事の思い出はつきません。