昨日、月一度程度の研究会に参加。と言っても、コロナと参加者が日本中に散らばっているので、ズーム開催です。
昨日は、インドネシアのある地方民謡に関する発表を聞き、その後にインドネシア各地の歌などについて参加者の情報交換でした。
参加者の一人、レギュラーメンバーのおじいちゃんが、戦時中、藤山一郎が慰問に来た時に帰国するのに時間がかったとかで、その間、藤山一郎からたくさんのインドネシアの歌を習ったと。その後、そのおじいちゃんがインドネシアのアル地方の捕虜収容所に収容され、藤山一郎にもらったウォーターマンの万年筆で、習った歌をノートに書き留め、まとめたものを出して、研究会で何曲か独唱。
80年以上も前にご自身が書いた記録を頼りに歌われるのですが、メロデイーも歌詞もしっかりしていて、参加者はびっくりしました。
引き揚げるとき、このノートだけはどんなことがあっても持って帰ろうと大事に持ち帰ったそうです。いつか実物を見せてもらいたいです。
万年筆は、捕虜収容所で看守がいきなり胸のポケットから奪い取っていった、泣くほど悔しかったと笑いながらお話されていましたが、いろんなことを経験したおじいちゃんで、管理人にとってはスーパーおじいちゃんです。