6月2日、父上待望の誕生日パーティーは無事に開催の運びとなり、父上の兄弟3人が夫婦でお祝いに駆けつけてくれました。父が長老、その下に3人の兄弟。正確には弟が2人、妹が1人。
流石に昭和1桁生まれの父の威厳は、兄弟間でも格別に見えました。退院後、数日しか経っていないのに、他の兄弟の誰よりも元気でしっかりしているように見えました。3人の兄弟たちは、幸いにも寝たきりや認知症がひどく進んでいるような人はいなくて、そこは安心。とはいえ、2人の弟のうち1人は、若干認知症が入っているようで、管理人に「もう何年ぶりだろうなぁ、会うのは。。。」と言い、答えると、「そうか。。。」と言うのですが、少しするとまた同じことを聞いてきました。耳が遠いとは言うのですが、本人曰く、「人によって聞き取りにくい声と聞き取れる声がある。」と。周波数のことかな・・・。
もう1人の弟で父より12歳年下の弟は、昨年、前立腺がんだと診断され放射線治療をしたり、なんだかんだんで病気が心配な面がありましたが、今は治療も無事に終わりなんとか元気にしています。
妹はというと、脳梗塞にかかり機能の麻痺は無いようですが、動きが自由にならない様子。でも認知症は大丈夫のようでした。
みんなもう後期高齢者ゾーンを堂々の邁進中。
パーティーが終わった翌朝、疲れなかったか?と聞くと、
「それは無いなぁ。本当に楽しかったなぁ・・・。みんなと会えたし、なかなか遠くに離れていると会えないからなぁ。」
と嬉しそうに語っていました。父のすぐ下の弟は、一番遠くに離れたところに住んでいるので、自分だけで出かけるのは大変なようです。妹も、やや遠くに住んでいるので、なかなか会えない、12歳下の弟が車で30分圏内に住んでいて、何事もこの弟頼み。
兄弟がこうして歳を取っても仲良くいられるのはいいですね。。。
さて、今日はデイサービスデビューの日でした。元々行きたく無いと言っていたようですが、リハビリという言い方をして参加させたようでした。
夕方、電話で、どうだったか?と聞いたところ、なんと早くもデイサービスを休む理由を考えていました。
「あんな感じだったら行く必要ないぞ。だって。風呂はシャワーだけ、着替えもパンツしか着替えさせてないし、ご飯もなんかパンでおかずあったのか?大したもんじゃなかったぞ。寝起きする練習と称して、硬いところに寝かせて起きろって、体がかえって痛いからやらないほうがいい、家でベッドのような柔らかい感じないし、椅子も何も全部固くて体が痛い。だめ。晴れた日は、あんなところに行くのが勿体無い。家の家庭菜園のお世話が忙しいからなぁ・・・。」
と、延々言っていました。
「でも、家にいるだけでは前のように好きなように出歩けないから刺激がなくてダメじゃない?テレビは話しかけても答えてくれない、母上はあの調子で慣れた光景とリアクション。デイサービスに行くと、朝夕の送迎があるからドライブできるでしょ。街の様子や人のことも見れるし、刺激になっていいじゃないの?ボケないように。」
と言ったら、
「うぅ〜ん・・・、そうか・・・。だけど、今日は30人くらい来てる人がいたけど、酸素をつけてる人は自分だけだし、みんな普通に動いてる人ばかりで、知ってる人は誰もいなかったぞ。」
と。
デイサービスではなく、父に必要なのはデイケアーサービスなのかも?ケアーマネージャーに相談する必要はあるかも。
誕生日パーティーの直前、里子が風呂に入れる手伝いをしていました。曰く、
「おじいちゃん、自分で洗ってシャワーもほうぼうに巻き散らかさず自分にかかるようにやれるから、おばあちゃんは見てるだけで手伝わない方がいいよ。」
と。
翌日、風呂に入る場面で、母上が、
「昨日自分でなんでもできてたと言ってたから、自分でやって。」
と言ったら、
「あぁ〜できない、できない。」
と言ったとか。
孫がいうことはなんでも聞かないと、と思って頑張っただけ?笑
認知症はまあなさそうですが、歩くのが若干不自由(入院が長すぎの代償)です。これはリハビリでなおしていくしかないですね。
食欲旺盛、もりもり食べちゃって大丈夫?かと言って、食欲がなくて乾涸びていくのも困りもの。
やりたいようにやらせてみましょうか。