アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その20275 父上退院、しかし、・・・ の巻

 5月29日、3ヶ月の入院生活を終え、父上はやっと退院しました。退院後、そのまま施設に移す選択肢もあったのですが、母上がいくらなんでも可哀想すぎるといい、自宅の1階を片付けて、介護できるようにして帰宅となりました。

 昨日は介護関係の関係者の方々が来て、今後のことを相談する予定だったようでしたので、管理人は朝のうちに父上に電話をしました。なんでもデイサービスに行きたくないと言っていると言うので、

「デイサービスに行かないの?」

「うん、ああ言うのは嫌い。」

「あ、そぉ〜〜〜。でも、前のように自由に歩き回れないから、父上の世界は自宅の前庭だけになっちゃうよ。だったらデイサービスに行ったほうが、朝夕、ドライブ付きだよ。世の中の様子も見れるしいいじゃない?と私は思うけど。」

「そうか・・・。」

 

そんな会話をしました。結果、デイサービスとは言わず、リハビリという言い方で通うことになったらしいです(笑。

 

 夜11時半過ぎ、母上が半泣きで電話をしてきました。なんだろう?と思ったら、

「お父さん、呼吸苦しそう、どうしよう。。。24時間ナースコールの人も、お待ちくださいって言ったっきり来ない。」

と。その背後から?父の苦しそうな呼吸の音が聞こえていました。

「まずは救急車を呼んでみたら?」

というと、母上が救急車を呼んだようでした。そうしているうちに看護師さんが到着。

母上はすっかり管理人との電話を忘れ、携帯をそこらへんに置きっぱなしで、来た人の対応を。

 結果私はリモートで全部聞こえていました。少ししたら救急車のサイレンが聞こえ、救急隊が来ました。

 

 看護師さんが血中の溶存酸素を測定し、99あるから酸素の機械は壊れていないし、酸素も十分入ってると伝えると、父はケロッと治っていました。看護師さんに電話で管理人は、

「おそらく病院から帰宅して事情が十分頭の中で整理しきれていないことで、ナースコールのボタンがない!ない!ない!と不安になり、過呼吸を起こしたのではないかと思います。」

と伝えると、看護師さんも、様子が落ち着いてきたと。

 救急隊の方も、大丈夫そうだよ、と父に話しかけ、どうなったのか?当時の話を聞き取りしていました。酸素の管が潰れた感じで空気が通ってないのではないか?と思った、などと話していましたが、結果、機械も壊れていないし、酸素量も大丈夫。

 

 そんなやりとりをしていると、父上は自分は来月90歳。みんなが集まってお祝いしてくれつって言ってる。90歳になるよ、と自慢げに話し始めていました。

 救急隊も看護師さんも、ヘェ〜、すごいですね・・・と。父上はますます上機嫌で、なんだかいっぱい喋っていました。

 

 ふぅあ〜。。。。これから度々こういうことがあるんだろうな。。。と思いました。