アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その12 降る雪を見て雪蛤を思い出したの巻

 夕べから冷えるなあと思っていたら、今日は雪。東京も今年は数回雪が降りました。「雪」を見て「雪蛤」を思い出しました。10年ほど前、香港に行った時、アジアのスイーツを紹介する雑誌を見つけました。その中で管理人の興味を強くひいたのは、「雪蛤」でした。

 さて、「雪蛤」とはなんぞや?

 実は、これ、カエルのことです。

 雪蛤は学名はを中国林蛙といい、中国東北吉林省の長白山に生息する蛙だそうです。東北地方は厳冬でしょうから、この雪蛤はひときは強い生命力を持っているようなイメージがあります。いや、イメージだけではなく、実際にそうなのかもしれません。メスの卵管には、繁殖するために豊富なたんぱく質アミノ酸など滋養成分が含まれているそうで、これが美肌美容、滋養強壮として有名な理由です。

 実物を想像すると、ギョエ〜〜〜っと思いますが、「美容」と聞くと試してみたくなる管理人。食べました!ココナツミルクで甘くした雪蛤。食感は、ツルンっとしたゼリーのようなもの。特別特徴があるようにも思えません。なんでも、香港マダムは、これを美肌効果をねらって食べるのだとか。

 次なる好奇心は、この雪蛤を買ってみよう!ということで、乾物屋をまわって歩きました。ありました!でも高い!ほんの少しだけ買いました。店のお兄さんは、
「ほんの少しだけ水に浸けて戻して下さい。食べたい量をもどすと、とんでもない量に増えますよ」
と教えてくれました。
 一回分と思う量をひとつまみ、タッパーに入れて水を加え、数時間後。

 ギャァ〜〜〜。増えてる!増えすぎ!!!半透明なゼリーのようなものが。。。

 一気に食べる気を消失。

 気を取り直して、ココナツミルクで甘いシロップを作って食べました。やはり特徴がない味。

 以来、作ったことはありませんが、こういう物は、食べに行くもので自分で作らないほうがいいですね。