バリの知人に会うたびに、下手なビジネスをやるよりも不動産がいいよと言われます。不動産ね。。。と、あまり真面目に聞く耳を持たない管理人です(笑)。
安いと言われても管理人にとっては決してお遊び感覚で出すような額ではないので、慎重に考えるのです。そんなに安いというのなら、自分が買えば?と意地悪にも思ったりします。所有者の名義と資金を出した人の権利は、証書を作成することで十分に立場を立証したり、権利を保護することができる、と言われるのですが、何でもありのバリの現実を目の当たりにすると、本当に紙一枚でトラブル回避ができるのか?と疑問です。
ところで、先週末、管理人の自宅のマンションのある一室が売りに出されていました。内装を全部やり直して77平米程度の広さですが、値段があり得ない!3180マン也。
管理人が生まれた頃にできたマンションで、しかも都心の一等地でもあるまいし、この値段はありか?思いっきり疑問。
それこそマンションの管理人さんも、
「いやぁ、ここのマンションは凄いマンションだなあと思いました」
と仰天していました(笑)。
もしも、同じ額を出すなら、この界隈では、もっと新しい物件や、あるいは新築でも買えそうです。
絶対売れませんね、この物件は、と読んでいます。
しかし、なんだかんだと言いながらも、このマンションはそれなりに修理修繕などをこまめにして、手入れをしている方だと思います。中にはほったらかしで老朽化の一途をたどる物件も多いと聞きます。
インドネシアの住宅は、まずもって水回りからどんどんダメになっていきます。風呂、トイレ、台所、洗濯場、水が関連する部位は、念入りにチェック対象ですね。
ある時、ジャカルタの高層アパートに住む知人宅へお邪魔したところ、水害発生中!水洗トイレの故障というのか水漏れで、トイレから居間に向かって、どんどん水が流れ出し床上浸水。居間には絨毯を敷いていましたから、当然その絨毯もカビ臭くなりました。
メンテナンスを呼んで即修理するよう言っていましたが、あの部品がないの、これは総取り替えだだの、ノラリクラリの仕事。
これだけの水が居間の方まで来るということは、階下の部屋はどうなっているのか?他人事ですが、心配しました。
管理人も一度ジャカルタの高級ホテルで偉い目にあったことがあります。
バスタブにお湯を張っていたら、水が溢れてベッドルームの方へ向かってどんどん流れてきました。なんで絨毯の色が変わっていくのか?と思い、浴室へ行ってみると、浴室には排水口がありません。
「は?」
と思い、フロントに電話。フロントは、
「必ず穴があるはずです。水が溢れて部屋まで来ることはありません」
の一点張り。
とにかく見に来るようにいい、メンテナンスがやってきました。
「あ、ほんとだ。穴がない。」
と一言。
幸い損害賠償を請求されませんでしたが、場合によってはとんでもない請求がきたのかも。。。
以来、管理人は、インドネシアでホテル滞在にしろ、アパート滞在にしろ、水回りのチェックは必須です。