アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その129 インドネシア大使館 の巻

 今日、用があってインドネシア大使館に行きました。暑い中、目黒駅から歩いたので、大使館に着いた時はヨレヨレでした。

 でも、館内はインドネシアオフィスビルそのものの冷房のきき具合。熱帯から、いきなり寒帯に行った入った感じでした。


 東京にあるインドネシア大使館は、JR山手線の目黒駅か五反田駅のどちらからでも行けるのですが、いずれにしても歩きます。今日は、ビサやパスポートの更新に来ている人が結構いらっしゃいました。窓口の職員の対応も、極めて穏やかで丁寧でした。好印象。。。



 管理人の前にビザの申請をしていた二人の日本人サラリーマンが、窓口に呼ばれ手数料を払うよう説明を受けていました。二人は料金を見て、
「え?こんなにするの?」
と言いながら、会計窓口へ行きました。そして、管理人が呼ばれ、
" Ibu bayar dulu, ya." (先にお支払いを。)
と言われ、紙を受け取った時、その係官が、
" Dua yang tadi itu ke mana, ya? " (先のお二人はどこへ行ったんですか?)
と聞いてきました。
" Katanya mau ke Kombini." (コンビニに行くとか言ってましたけど。。。)
と答える管理人。

 関係がない人のことを、関係がない人に聞いて、関係がない人がその人について答える?「あぁ〜、インドネシア的なやりとりだぁ。。。」と思いました(笑)。



 ところで、係官が管理人に、
「奥さん、お子さんの二重国籍申請をしましたか?今だと簡単にできますから、年内に手続きをされるのがいいですよ。これを逃すと、あとはジャカルタへ申請を出して、手続きが完了するまでに3~4ヶ月かかりますから。」
と、熱心に二重国籍のことを説明してくださいました。
 
 なんでも、2006年以前に生まれた日本人とインドネシア人の両親を持つ子供は、日本の旅券を取得し、インドネシアの旅券にかわるインドネシアのIDカードのような証明証を取得することで、インドネシアへ滞在した場合や、インドネシアへ行く場合は、インドネシア人としてみなされ、ビザなどの面で優遇されるのだそうです。



 そういえば、一頃、管理人はインドネシア国籍を取得することをすすめられた時期がありました。つまり、インドネシア帰化するという意味です。でも、日本で生活しているのにインドネシア帰化するメリットは何か?と考えると、さしあたり何も見あたりません。
 インドネシアで生活するならば、インドネシア帰化した方が、職業選択の自由在留資格更新などの手続きがないため、便利かもしれません。でも、日本へ帰ると、日本人でありながら書類上は外国籍となり、やはり長い目で見たら、生活の拠点が日本である場合は、日本人のままがよいと思ったので、帰化申請をしませんでした。

 国籍問題というと、とかく日本では在日韓国、朝鮮の人に特化した問題であるかのような印象が強いと思いますが、それ以外の人にとっても、「国籍」を考えることはよくあることです。



 話は戻りますが、今日はせっかく行ったので、インドネシア大使館の写真を撮ってきました。でも、大きい建物ゆえ、画面に収まりきれなくて、半分切れた感じになってしまったのが残念です。

 

暑くて風がなかったのですが、偶然ふわ〜っと吹いた風に Sang Merah Putihがなびいていました。