アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その318 震災後復興はインドネシアに軍配! の巻

 スマトラ沖大震災で被災した国インドネシアスマトラ島北部アチェの町をのみ込んだ予想もしていなかった大津波
 人々は逃げ惑い多くが犠牲になったことは、記録に残る大災害でした。

 インドネシア政府は復興庁を立ち上げ、壊滅した町の復興に立ち上がりました。復興庁は、義援金や物資の配給、配分に関して不正が横行しないように、という段階からの取り組みではありましたが、当時のインドネシア共和国大統領(現大統領でもある)スシロ・バンバン・ユドヨノ氏を頂点に、さまざまな困難あり、また不手際が全くなかったとは言えないにしろ、少なくても国の体制がどうのこうのにかまけることなく、順次復興に向けて仕組みをつくり、ステップ バイ ステップで取り組みました。
 少なくても、ユドヨノおろしの嵐が吹き荒れるようなことはなかったと思います。
 
 「自称」先進国という「日本国」は、どうでしょう?毎日のニュースは、菅直人総理の辞任を目的とする動きを中心とした内容ばかり。菅直人おろしに躍起になる暇があったら、もっと被災民の要求に応える仕事をしたら?と言いたくなる。菅さんだからだめなのか?管理人は、一概にそうとは言いきれないように思います。

 仮に他の誰かが総理であったとして、これだけの災害の復興に対して、短期間に組織化して復興支援体制を整える能力をもつ人がいるのか?とさえ思ってしまいます。極論を言えば、誰が総理大臣だとしても、簡単には手が付けられないほどの大災害だったと思います。

 与野党が互いの足を引っ張る、重箱のすみをつつく、しまいには身内からも菅おろしの風を吹かせる暇があったら、こういう時こそ日本人がお得意な「まとまって一つのことをつくりあげる」能力を発揮すべきでは?

 明日は災害から4ヶ月目を迎えます。

 この調子でダラダラと「先生」たちの権力抗争につき合わされているうちに、被災地は秋、冬、あっという間に一年がたっていました、となりそうです。