アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その677 事件あれこれ の巻

 先日、インドネシアへ行った時、バリ島のホテルでぼったくり事件にあってしまった(怒&震)。原因は、ホテルに一緒に宿泊した友人の日本人夫婦が借りたホテルの傘。

 傘はフロントから少し離れたところにある傘立てに無造作に置かれている状態で、使う人はそこから取って使う、使ったらそこに返すというもの。

 3人だから3本借りたところ、うち2本はなんでか知らないけど有名高級ホテルの傘、1本はそのホテルの傘。借りたものを借りた通りの状態で返却。
 翌日、また朝に雨が降ったので2本借りたのですが、その2本はそのホテルの傘。それも同じように返却。

 チェックアウトの時、フロントの従業員が、
「あなたのお客さんが借りた傘が返却されていません。2本は他のホテルのもの、そして今朝の2本はまだ返してもらっていません。」
と言いだしたのです。

 手から手に貸し出したわけでもなく、自分たちがどの傘を貸したのかも把握していないくせに、しかも、返却したのにしていないという言いがかり。1本15万ルピアの傘だから4本で60万ルピアを弁償しろというものでした。

 友人夫婦は一生懸命抗議をしていましたが、そんなのは何の意味もなさない。当たり前ですよね。語学力以前に、相手は最初からぼったくるつもりでやっているのですから。管理人は、国際線に乗り遅れると困るので、状況はよけいぼったくり軍団に優位。フロントのぼったくり軍団は、おそらく私たち3人とも日本語しか話せない、せいぜい多少英語ができる程度の観光客と足下をみたのだろうと思いますが、実はそうじゃなくて、ギャ〜〜〜〜〜!とインドネシア語でまくしたてた管理人に仰天しつつも、引っ込みがつかなくなったようで「警察を呼ぶぞ!」と友人を脅迫し始めました。

 たった60万ルピア(約6000円)のトラブルで、2桁も違う国際線のチケットがダメになる方が打撃が大きい。。。仕方なく60万ルピアを払ったのですが、後々まであのぼったくり軍団のやり口には不快感が増大するばかり。

 一泊120ドルも出してこんな宿あり?です。バリ島のホテルがみんなこんな風ではないと思いますが、やっぱり名の通ったホテルに宿泊するのがいいと思いました。反省。

 管理人は、基本的にインドネシアに滞在する場合、人から物を借りないことに撤しています。相手がホテルであっても個人であってもです。警戒心1万%状態。理由は、トラブルのもとだから。今回も管理人は自分の傘を日本から持って行ったので、それを使うつもりで出したところ、友人夫婦が濡らすと乾かすのが大変だから、ホテルのを使ったほうがいいとの親切心が裏目にでたのです。
 
 ジャカルタのサリ・パン・パシフィックホテルでは、傘は同じような方法で貸し出していますし、それをいちいち、どうこうチェックする様子もなく、客が病気になってドクターを呼んでも、その医療費も無料。このホテルとバリのぼったくりホテルを比較するのもおかしいですが、やっぱり高いホテルは高いだけのサービスがあるんだよなぁ。。。

 今後はますますホテル選びを慎重にしなくては。。。