最近、よく日本式の接客を海外で展開させようという話題を耳にします。しかし、管理人はこれにかなり違和感を覚えます。
日本人でもない東南アジアの女性が、レストランで一列に並び、
「イラッサイマセ〜」
といって頭を下げる光景。
どうなんだろう?
時々、インドネシアの日本食レストランでこのような接客を受けることがありますが、なんだか似合わない!日本らしさは日本の中ですべきことで、他国でそれをやる意味があるのか?
そんなことをするよりも、その国ごとの接客方法を研究し、その国らしさに立脚したサービス提供をする方がよいのではないでしょうか?
ずいぶん前ですが、東京駅の中に喫茶店があり、そこは客を迎えると店員同士がインドネシア語で指示、連絡を取り合う変わった店でした。しかし!ネイティブが聞いても、一瞬「何言ってるの?」と言う具合で、テンテンテン・・・。
慣れない習慣や言葉で不手際があるよりも、その国らしさの中から最高のもてなしを見いだすことをすべきでは、と思います。
立ち振る舞いの接客ではなく、仕事に向かう姿勢、チームワークが日本式接客の根底にあるものです。それができないのに、表面的な立ち振る舞いだけを日本式にするのは無理です。