アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1845 死が迫る恐怖 の巻

 このところ、インドネシアのコロナ感染状況が急速に悪化。昨日は3万7000人の新規感染者、死亡は1000人くらいだったと聞きました。夕方、ジャカルタの友達が電話をしてきました。彼女のご主人のお姉さんが亡くなったと。実は、このお姉さんの前に、その上のお姉さんがコロナに感染して亡くなっています。

 今、亡くなられた二人のお姉さんのご家族も陽性で、重症化している人もいらっしゃいます。

 

 最初に亡くなったお姉さんは、西ジャワのバンドゥン在住、家にいて外出をしない方で、なんで感染?と言っていましたが、家族や家の使用人が外に出かければ、家にいても持ち込んだウイルスに感染しますよね。このお姉さんが亡くなった直後にご主人とお子さんがPCR検査をした結果は陰性だったと。でも、管理人は時差で陽性反応の可能性があるから気をつけて、と言った矢先、陽性だったと言ってきました。

 

 数日おきに友達が亡くなったと連絡が来ると気が滅入ってきます。死がそこまで迫っている恐怖です。

 

 この2週間で、インドネシアのジャワ島内で身近な方が3人亡くなりました。そして、みんな病院へ行き、3〜4日で亡くなるパターンです。自覚症状が出てきた頃は、かなり症状が進んでしまっているのかもしれません。

 インドネシアの脆弱な医療体制。溢れかえる患者。

 

 最近、家畜用の虫下がコロナに使われ始めているとかで、インドネシアではその薬が異常な高値で販売されているそうです。政府は、その行為を厳重に取り締まると言っているそうですが、薬以外にも酸素ボンベもない、など、とにかく大変な状態です。

 

 昨日読んだニュースでは、中国のシノバックのインドネシア側の開発製造パートナーの指揮官的立場で、パジャジャラン大学の医師がコロナ感染で亡くなったようです。そして、今月初めには、スカルノ元大統領の娘、ラフマワティさんが同じくコロナでお亡くなりになったというニュースを読みました。

 どんどん感染が蔓延、本当に精神的なストレスにさらされ続け大変ですね。早く事態がおさまりますように。。。