今朝、陸前高田で被災した同級生が電話をくれました。
「ハガキ、届いたよ。ありがとう。」
先週、ダメもとで彼女の自宅住所宛にお見舞いハガキを出したのです。家が残っているのか、避難所生活なのか、でも郵便配達の方が、きっと探して届けてくれることを信じて投函。
「こっちのポストは封をされているから出せないけど、何日かに1回は郵便屋さんが来るの。どうやって来るかわからないけど、でも来るよ。」
彼女の家の真ん前までは津波で流され、幸運にも、彼女の家は1階が泥に浸かったらしいのですが、2階はドアが閉まる部屋で寝起きできる程度の家が残ったと言っていました。6人家族、全員無事だったそうで安心しました。
地震の日、夕方6時過ぎに家に戻ってみたら、周りの様子が変わってしまい、我が家がどこか、どれか?と思うほどだったと言っていました。
今はまだ気をはっているので、なんとか乗り越えていけると思いますが、しばらく時間がたったころに、どっと疲労感や喪失感が襲ってくるのではないか、それが心配です。
「がんばってね。でも適当にがんばるのよ。本当にがんばらないで、適当、適当。」
と言ったら、彼女は笑っていました。そうして電話を切りました。