アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その788 鍋焼きそば の巻

 先月、バリ島にある某日本食レストランでのこと。連日のご招待で、ホトホト バリ料理の味に飽きでしまい、お腹は空くものの地元料理はもうしばらく食べたくないかも、、、の気分になりました。

 珍しく日本食レストランへ行きました。こういうことは、まぁ〜管理人にとっては滅多にないこと。

 あっさりと鍋焼きうどんを食べよっかなと注文。しばらくすると、厨房からコックさんらしき人が出てきました。
「奥様、うどんが短くなりました。」
「うどんが短くなった?どうしたの?」
「ゆでたらこんな長さに短くなって、短いうどんは美味しくないので、鍋焼きうどんはできないです。」
「あ、そう。。。じゃあ何にしようかな?」
とメニューを見ていると、爆笑ネタのご提案が。
「どうでしょう。ソバ。うどんをソバにかえて、鍋焼きそばで。」
 管理人は吹き出してしまいました。だって、東京でそういうメニューを見たことも聞いたこともないのですから。
「いや、ソバはいいわ。そうめんにしよう。このそうめんで。」
というわけで、そうめんをオーダー。

 コックさん、考えたんでしょうね。ど〜しよ〜、うどんが切れてしまった。でもソバがある!って。

 そうめんはつけるタレも味はまあまあでした。


 帰りに、
「今日はすみませんでした。うどんが短くなって。。。」
と丁寧にあやまっていました。最後まで笑える会話でした。
「生のうどんだったんですか?」
と聞くと、
「はい、冷凍で。冷凍方法が悪かったかな?とにかく短くなったんです。」
とのこと。
「うどんも乾燥の麺があるから、これからは乾燥うどんを仕入れておかれたら?そしたら、絶対短くならないですよ。」
というと、
「え?乾燥もの、あるんですか?」
とびっくりしていました。

 バリ島での鍋焼きうどんが幻になってしまったリベンジは、ジャカルタで宿泊したホテルで、ジャカルタ到着の夜の食事になりました。

 ジャカルタ日本食屋さんはおおむね味が日本のものと差がないような気がします。悪いけど、バリ島の日本食屋さんは、なんちゃって和食の域かな?といつも思います。