アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その804 偽装か誤表記か の巻

 最近、ホテルの食事をめぐって、素材の偽装か誤表記かが話題になっています。二つとも関西のホテルのようですが、果たしてこの種の問題は今回あがっているホテルだけの話なのか?と考えています。

 証拠はないものの、普通に考えれば、レストランで食事をする際にメニューに書かれてある産地や食材の個体を明確にして名付けているものは、客としては「本当にこの食材を使って調理したものを提供するのだ」と信じて食べるしかないのです。スーパーの総菜にしても、原型がもはや目視できないものであればなおさら、「これは〇〇産の肉、魚、貝を使っている総菜なんだな」と信じて購入、食べるわけです。

 明らかに違う物で作ったものなら素人でもわかると思いますが、普通の人は、たいてい「牛肉はこういう味」、「豚肉はこういう味」という具合にしかわからないのではないかと思います。

 冷凍や解凍技術が高度になったおかげで、とりたてのものではなくても、さほど鮮度を落とさずに調理することが可能だと思います。

 そうなると、ますます消費者は食を提供する側を信頼して消費するしかないのです。

 一方で、この食材を使ってこの値段は安すぎるかも?というのもありますよね。そんなケースは、半信半疑で購入する場合もあるかな?管理人の場合(笑)。

 高級ホテルやレストラン、高級スーパーで提供されるものを食べる場合は、消費者は食べる前から、その店のネームバリューや歴史がバイアスになって、
「ここのは間違いがない。絶対に美味しいはず」
と思い込んで食べているように思いますし、実際に庶民の舌は、そこまで肥えていないのかもしれません。

 基本的に管理人は、安い物は安いなりの理由があると思っていますので、そうしたものに対して、本物、高級と飛びつくのもどうかなと思っています。

 何はともあれ、書いた通りの食材を仕入れて提供しないのは一番よくない!できないのなら、最初からその食材を使ったメニューの表示をすべきではない。だれでもわかりそうなことですが、こういうごまかしがまかり通ってきたんですね。食の世界は案外怖いのかも・・・。