アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その1194 映画「沈黙」 の巻

 話題の映画「沈黙」を鑑賞しました。ずいぶん昔、小説を読みましたが、映像化された「沈黙」はどんな感じ?とある種の期待感満載で劇場へ。

 管理人の感想は、小説を読んだ時、自分の頭の中で想像した、描いた像のままにしておけばよかったかな、です。内容が内容だけに、同じことを表現するにしても日本人の感性と欧米人の感性は大きく違うと、あらためて感じさせられました。

 日本では鎖国の時代、キリスト教を排除する時代が続き、ザビエルが日本に布教を始めた時代から徐々に根付いたキリスト教とを否定、信仰を捨てるように迫られた信徒たちはどんな思いだったのだろう?と想像します。もっと近い過去では、第二次世界大戦中、キリスト教とたちは、その時代をどうやり過ごしたのか?知りたいところです。ちょうど管理人の親世代が子供時代、祖父母のその時代はどんな風だったのか???

 映画の登場人物にヤジロウという男性がいます。管理人は、自分がまるでヤジロウのようだと思いました(笑+汗)。

 この映画は、今まさに信仰の違いで紛争が起こっている地域の人々が見たらどう感じるだろう?とも思いました。迫害する側は、この映画を見て、それは正しいことではないと悔い改めるのか、はたまた、「う〜ん、こういうやり方もありだな」と新しいひらめきがあるのか?
 
 もう一度、小説を読み直したい気分です。