昨日、銀座の手ぬぐいの専門店大野屋さんに手ぬぐいを買いに行きました。専門店だけあって、とにかくものすごい数の手ぬぐいがあります。選び放題。
管理人は、これまで手を拭くのや汗を拭くのにハンカチと小さなタオルを使っていました。この8月、インドネシアに行く時、お土産にと思って持っていた手ぬぐいでしたが、結局あげる相手もなく自分で使いました。すると、手拭いはハンカチやタオルより便利だということに気づきました。拭くのにはもちろん、何かを包んで持ち歩くこともできる、怪我をしても使えそう、、、。
帰国後も手ぬぐいを使うようになりました。2つある手拭いでは足りないので、買うことに。
昨日、店の方に聞いたのです。
「どうして手拭いは端が切りっぱなしなんですか?」
答えは、
「昔、はきものが草履で歩いている途中で鼻緒が切れた時は、手拭いを裂いて鼻緒の替えにしたり、あるいは怪我をしたときも包帯のように裂いて使ったりしたそうなんです。それで、切りっぱなしで、どんどん裂いて使うようにしていたみたいですよ。」
と。
さらに、
「私(店の方)、昔、ここでみていたのは、手拭いを反物で売っているんですが、ここで切って売ってました。切って、そのままの状態でお売りしていましたね。」
と。
そうなんだ・・・歴史があるんですね。
さらにその方は、
「手ぬぐいをふきんにしたり、いろんな使い方があるんですが、昔は最後は、はたきにしたりして。それも手拭いを裂いてつけますよね。」
と。
今、盛んにSDGsとか言っていますが、昔の日本の日用品の使い方は、まさにSDGsか。
昨日は、尾長鶏という図柄の手拭いを買いました。季節ごとの柄や、干支ごとの柄などたくさんあって楽しいです。