アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その20233 父上、頑張る の巻

 入院中の父。なんとか危機を乗り越えたようではありますが、肺炎のせいで繊維化したものを治す治療を開始するのだとか。

 座って話をしたり、食事もお粥とおかずになり、お腹が空くというほど元気に「なっています。母には、

「葬儀にはお金を使わなくて良い。」

といい、母は、

「お金?なんで?葬儀?死なないから葬式もないよ。」

と答えていました。

 

 病室で1人、毎日テレビを見たり、軽いリハビリをしているようですが、その病院は面会を中止しているので、看護師以外と会話する機会はないのが残念。

 昨日は、ダメもとで母が面会したいと申し出たところ、15分だったらと言って面会実現。認知機能も悪くなく、顔色も良い、会話の受け答えもずれていない、まあまあ安心。

 

「完全看護で、2日に一回、丸裸にさせられてお風呂で全部洗ってくれるんだ」

と父は入院ライフの報告。言葉が次々に出てくるところを見ると、大丈夫だなと安心しました。

 

 退院はまだ先になると思いますが、このまま急変せずに回復してほしいです。

 

アジアな空間 その20232 ラマダーン の巻

 インドネシアの友達から、断食が始まると連絡がありました。イスラム教徒は、1ヶ月の断食の月に入りました。

 インドネシアのように赤道直下に位置する地域では、1ヶ月間で大きく断食する時間に変化がないと思いますが、日本のような位置にある地域では、夏至に向けて日の出時刻が早くなり、日没時刻が遅くなっていきますから、断食の時間が日々長くなっていきますね。

 逆に夏至を過ぎると、日の出が遅くなり、日没が早まります。

 

 昔、ジャカルタで生活していた頃、断食の月を経験したことがあります。インドネシアは他のイスラム教徒が多い国と少し違って、飲食店が断食の時間帯、休業かと家は普通に開店しています。ただ、店によっては表から中が見えないようにカーテンやまくをするなどの配慮をしているケースもあります。

 多様性社会の気遣いですね。

 

 

 

 

アジアな空間 その20231 バリ島は宗教行事が続いています の巻

 今日はバリヒンドゥー教のニュピの前夜で、オゴオゴのパレードがあるようです。とはいえ、この2、3日雨降りが続き、地域の寄っては洪水が発生、今夜のオゴオゴはどうでしょう。

 バリ島在住の友達に、もし雨が降らずにオゴオゴを見物できそうだったら写真を送ってほしいとお願いしました。もし送られてきたら、紹介しましょう。

 

 明日は一日、外出も禁止、空港も閉鎖で全島が静寂に包まれる日という日。料理もしてはいけないとか、テレビも見られないとか(意図的に停電になってしまうと聞きました)。外国人観光客に関しては、滞在先のホテルの敷地内のみ行動が許されるそうですが、それより外に出てはいけないようです。

 

 もしフラフラ外に出歩いているのが見つかれば、自警団のような方に注意されるようです。

 

 管理人はまだニュピを体験したことがありません。

アジアな空間 その20230 頑張れ!父上 の巻

 脳挫傷で入院、なんとか後遺症もなく退院した父。今週月曜日に、突然肺炎を起こし、最初に行った近所のクリニックから救急車で他の病院に搬送されました。

 先週末あたりから咳をするようになり、どうも呼吸がくるしそうにみえると思った母は、月曜日の朝、内科クリニックに連れて行ったそうです。レントゲンをとると、両肺が白くなっており、呼吸もできているようなできていないようなで、病床に空きがある病院を探して搬送したというのです。

 

 行った先の医師は、レントゲン、CTの画像を見て、

「ずいぶん珍しいタイプの肺炎を起こしているね。お薬手帳を見せて。」

と、服用中の薬を見て、ピンポイントに、

「この薬の副作用じゃないかな?確定はできないけど、まずはこの薬を飲むのを中止して、肺炎の治療の点滴を始めよう。」

と入院治療となったようです。でも、その時、医師の入院計画や治療計画の説明では、

「2週間くらい入院して治療すれば良くなりますから。」

と言われたと。

 

 夕方、入院に必要な書類等を届けに家族が行くと、たまたま昼の説明してくれた医師と会い、

「さっきは患者さんが一緒だったから言えないと思って言わなかったけど、お父さんh、かなり重症です。2、3日が山です。」

と言われた、と夜に連絡がありました。

 

 え?それはもうかなり重症じゃないか?と震えました。しかも、面会中止対応の病院で、家族も面会できないというのには、またまたショックです。

 

 まんじりとしない一夜を過ごし、朝になってどうなっているか母に電話してみると、病院から連絡がないので昨夜は乗り越えたようだ、と。

 

 管理人は、なんとなく思っていたのです。

「おそらく、今回も父上は前回のように山を乗り越え、危機をすり抜け復活するだろうな。」

と。

 おじに電話で事情を伝えると、

「おそらく兄は大丈夫だと思う。夢に出てこなかった。」

と(笑。

 

 なんだかんだで1週間近くが経ちました。入院の3日目。点滴で投与した薬が効果発揮したとみえ、肺炎は良くなってきたそうですが、自発呼吸がまだ難しい状態ゆえ、呼吸器を使って呼吸をアシストしていると。とはいえ、入院当初につけた呼吸器とは違うタイプのものに替えるくらいには回復したので、もう少し軽いタイプのものに替えたと。

 

 まずは一安心か?それからまた3日が経ちました。

 

 高齢者の病気、怪我は突然、一気に、という話はよく聞いていましたが、今回それを実体験で理解しました。

 

 肺炎は誤嚥性やウイルスなどによるものではないことはわかるものの、一体なぜ?を精密に検査している最中だそうです。

「もし、1日、2日早く受診したら、こんなふうにならなかったのか?」

と医者に聞いたようですが、医者は、

「いや、これは今、急にはじまった状態で、そこは関係ないと思いますよ。」

とのこと。

 

 恐るべし・・・肺炎・・・。

 

 ほんとに2024年は良くない年です。でも龍のように力強く生き抜いてほしいです。

アジアな空間 その20229 インドネシア料理を習う の巻

 最近、里子が子供の頃に食べたインドネシア料理を思い出して、あれが食べたい、これが美味しかったということが増えてきました。インドネシア語もなぜか思い出してきたようで、よく話すようになりました。不思議ですね・・・。

 

 管理人は、料理はそんなに得意ではありませんが、下手でもないと思っています。インドネシア料理については、少し前からyoutubeインドネシア人の会が出稼ぎ労働者の方達が、行った先で日々、料理しているものアップしているので、それをみては参考にしています。動画はかなり上手にできていて、実際の料理教室に行くよりもわかりやすく、みた後に作ってみると失敗しないです。

 

 インドネシア以外にいるインドネシアの方が、その土地で手に入るもので作るわけですから、私たちが日本でインドネシア料理をつくる環境と似ています。それも大きなポイントですね。インドネシアで何度も食べている料理だけに、味は知っているわけですから、作った後の出来が失敗か成功かもわかります。

 

 世の中、本当に便利になりました。

アジアな空間 その20228 術後の安堵 どんでん返し の巻

 術後の説明を聞き、安心して帰宅。朝からずっと緊張していたこともあり、11時頃にはもう寝てしまいました。1時半過ぎ、電話が鳴りました。一瞬、目覚ましの音と思ったのですが、一度切れてまたすぐになったので、うん?と思ってみたら、病院からでした。

 容態が変化、CCUに移動して集中的に観察しています、とのこと。

 「うん?CCU、血圧低下?心臓に水?」

 頭がぼーっとして回らない状態だったのですが、とにかく異常があったことだけはわかりました。医師が、

「かといって、今すぐ病院に来てくださいと言うことでもないので、大丈夫です。」

と。

 そうは言われても、万が一を考えてしまいますよね。

 

 友達に事情を話し、どうしようか・・・と相談したら、もし行けるなら行ってみるだけ行ってみてはどうか?と。そうだなと思い、着替えてタクシーを呼ぶことにしました。

 

 ところが、真夜中の2時以降はタクシーがほぼ手配できないことを初めて知りました。自宅周辺のタクシー会社5、6社に電話しても、車がない、手配できない、との返事。タクシーアプリでも、圏内にタクシーがないので配車できない、とメッセージが。

 

 それまで管理人はタクシーは24時間いつでも呼べるものとばかり思っていました。

 

 他にタクシーを呼ぶ手段はあるのか?考えてもわかるはずもなく、ダメもとで自宅向かいにある地元企業の社長にメッセージを送ってみました。夜中の3時に起きてるわけないですよね。

 すると意外なことに、ソファーでうたた寝していたところ、目を覚まし、時計を見たら3時。布団に寝ようとベッドに移り、その前に携帯をチェックしてみたらメッセージがあった、読んだらタクシーを呼びたい相談。なんだそれ?どうしたんだろう?と思って、すぐに返信をくれました。

 事情を伝えると、え?今、そっちに行くから送ってくよ、と。

 

 こんな偶然、神の計らいですね。3時半過ぎに病院に到着。CCUに案内され面会しました。その時は、もう普通の状態に回復し、寝ないで起きている様子で安心しました。本人もかなり興奮していたのか、ことの顛末を矢継ぎ早に喋り出したのです。術後たまにあるらしい脳梗塞もなさそうだし、その他のことも危険な状態ではないレベルに戻り、管理人もホッとしました。

 5時に病院を出て帰宅。

 

 ヒャァ〜〜〜〜。医師が真夜中に電話してきた時は、ボ〜ッとしていながら、かなり冷や汗モノでした。

 

 この先は、もう問題なく順調にいきますように。

 

アジアな空間 その20227 手術前の説明 の巻

 昨日、家族が入院して、今日の手術の説明を受けました。二人で担当するのですが、そのうちの1人の医師が諸々説明をしてくれました。

 

 「今回予定しているのはAのやり方で、もし途中ダメだとなったらBの方に切り替えます。その場合、ここの部分をこのくらい切って・・・。」

そんな話を聞きながら、やってみないとということなのかな?と思ってみたり・・・。

 

 もう一人の医師は、日常の外来で診てもらっている医師で、こちらはなんとも明るく楽観的、患者の心理的負担が軽減されるような話し方や物腰。こういう医者ってホッとしますよね。

 

 今朝も8時前に、主の執刀医が病室に来て、

「寝ているうちに終わるから大丈夫ですよ。1週間後は歩いたり普通にして大丈夫ですよ。全て大丈夫!ご安心を。」

と励まして退室、思うに午前中の手術にむかうのでしょう。

 

 万事うまく行きますように。