二週間ほど前に来日したシンガポールからのお客さん2人。日本に着いた日の夜と翌日の夜、そして今夜、夕飯を接待。観光案内がないので楽でしたが、でも食事をしながら、あれこれ日本のことを話すのも、事前に勉強しないとダメですね(汗)。どんな質問をされるのか、わからないですから(笑)。
シンガポールでも日本食は結構身近だとかで、結構いろいろなものを知っていました。初日の夕飯は、京風懐石料理を。刺身、天ぷら、豆腐、など一通り食べたことがあるというので、それなら、それらがセットになったのがいいかなと思って。びっくりしたのは、ごま豆腐も知っていたこと。
二日目の夕飯は、盛岡冷麺と前沢牛の焼き肉を。さすがに前沢牛には言葉を失うほど感動していました(笑)。それはそうですよね。パサパサの牛肉が牛肉だと思っている人にとって、あの脂がさした柔らかく甘い牛肉は、この世の物?くらいの感動の様子。
そして、今夜は鰻。日本の鰻料理はどんなもの?と興味津々の様子でした。銀座の竹葉亭にご案内。
うな重と、天ぷらの盛り合わせ、卵焼き、肝吸い。
お店の方に、鰻の他に何かおすすめを聞くと、卵焼きとおっしゃるので、それを注文。さすがに外国人慣れしていると思ったのは、
「卵焼きはお砂糖をお入れしてよろしいでしょうか?」
と、味のことを気にしていました。お客さんに聞くと、
「卵焼き、砂糖?え?甘い?いれないですよね、普通は。。。」
と、予想通りの反応。ということで、砂糖無しの卵焼きを焼いてくださいました。
お料理が出来上がるのを待つ間、
「鰻と穴子、同じですか?」
といきなり魚の種類の質問が。
「え?鰻と穴子は別ものもですよ。」
「違う魚ですか?穴子、見た感じは鰻に似てますよね。天ぷらで穴子がありました。」
「穴子は、お寿司屋さんの握りで、あまだれを塗ったのがありますよ。食べたことがありますか?」
「あ、昨日、築地で食べました。おいしい。」
うな重がおいしいと、ご満悦(笑)。竹葉亭の鰻は、タレがあまり濃くなくて、管理人は好きな味付けです。鰻そのものも柔らかくていい感じなんです。おすすめ!
食事の後、日本の土産にお菓子を買いたいとおっしゃるので、丸の内のキッテ地下にある日本全国から集めた銘菓の売り場にご案内。実は、夕飯を食べながら、
「三角で真ん中に中身が入っているお菓子、京都の方かどこかにあると言うお菓子、名前なんですか?」
ときかれ、
「それは八つ橋というお菓子じゃないですか?中が小豆のあんが入っていて、皮がシナモン風味のものですよね?」
というと、
「あぁ〜、マッチャの味のそれがありますよね?」
と、かなりマニアック(笑)。
キッテの地下の銘菓売り場にありました!八つ橋が。でも賞味期限が近いので、買うのを迷っている様子でした。結局、南部せんべいをお買い上げ(笑)。
「この南部せんべいは、日本のせんべいの中で珍しいんですよ。米ではなくて小麦後から作るんです。油っぽくないし、塩と小麦粉、ごまですから、これはイスラム教徒も食べられるはずですよ。」
と紹介。笑っていました。
キッテでは、ドライフリーズのみそ汁も興味があったようで、何種類かお買い上げ。
「日本茶を買いたいんですが。。。」
とおっしゃるので、そのまま今度は東京駅の中の食品売り場へご案内。デパートのお茶売り場ほど充実してはいませんが、紀伊國屋に結構種類が揃っていました。ここでもマニアックにほうじ茶をお買い上げ。
「海老せんべいを買いたいんですけど。。。」
と、次は海老せんべいをお買い上げ。かっぱ海老せんのようなものはないので(笑)、高級海老せんべい。試食をして、
「うん、海老の味がする!」
とルンルンのお二人。。。
よく考えたら、キッテと東京駅のエキナカ、もし時間があれば、八重洲側の商店街や大丸は、外国人観光客を案内するのに便利です。ほぼなんでも揃いますから。
管理人からお客さんへのお土産は、それぞれ日本製の折りたたみ傘と、印伝のパスケース。今、日本製を探すのが大変な「日本」ですが、探せばまだまだあります!Made in Japan!
明日の便でお帰りだそうで、一安心です。