最近、あるインドネシア人通訳・翻訳者の仕事を見て、
「え?そんなんでもお金がもらえるの?」
というあまりにも酷いものをみてしまった管理人。
日本語訳の書類ですが、何を言いたいのかわかりません。管理人は、その酷すぎる日本語原稿から、想像できるインドネシア語訳を考えて読み合わせるので、まだなんとなく、こんなことを言っているのかな?と思いますが、その書類を受け取った普通の日本人が、私のところにそれを持って来て、
「みてください。これ。なんなんですか???」
と、顔が皺だらけ(笑)。
期せずして、その翌日、管理人が全く別の会社から請け負った仕事も、さっきの翻訳者と同じようなものでした。
逐次通訳の録画記録をテープ起こしして、それを日本語に訳す作業ですが、日本人とインドネシア人の通訳人の訳は、両方とも原語からずれたものになっています。
さらに、インドネシア人通訳者の方は、日本語の表現力と語彙がないので、ほぼ単語の羅列としか思えないような訳です。一回きいただけでは、何を言いたいのがわからない。
作業をしながら、思わず大笑いしてしまったのは、通訳を依頼したクライアントさんは、説明を受けている間は、時折、
「へ〜〜〜〜。」
と繰り返し反応していましたが、説明(訳)がひとしきり終わると、クライアント同士で、
「わかる?」
「わかんない。」
と会話しているのも記録されていました。
確かにわからない。お気の毒・・・。(笑)
言語の世界は、翻訳も通訳も、翻訳・通訳者の能力に大きな差があります。努力したらしただけ、必ず成果があがる、能力が伸びる分野とも思えません。やはり、ある意味、言語をあつかう仕事は、特殊技能なのでしょうね。